第七話 ー巨大虚ー
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
瑚「ちょっと、亜莉亜ッ!離してくださいです!!」
亜莉亜の制止をはらい前に飛び出した瑚絽音は、事の全貌を目の当たりにしハッと息をのんだ。
瑚「瞬くん…瞬ッ!!」
血相を変えて走り出そうとする瑚絽音。
その腕を、亜莉亜は力強く握った。
瑚「亜莉亜、何するです!」
腕を振り回し、必死に亜莉亜から逃れようとする。
そんな瑚絽音に、亜莉亜は怒りを押し鎮めた声で言った。
『私が行く。瞬は私が必ず助ける。だから、瑚絽音、お前は安全なところに隠れていてくれ。』
亜莉亜の言葉に、瑚絽音は目を見開いた。
瑚「亜莉亜だって力無いのです!!瑚絽音も一緒に…」
『馬鹿。奴は巨大虚だ。本来は力を解放した状態の零番隊席官以上が対処すべきもの…。無闇に出ていけば瑚絽音、お前も無事には済まされないんだぞ?』
瑚「亜莉亜…」
瑚絽音は唇をかみ、俯いた。
亜莉亜はそんな様子の瑚絽音を見て表情を緩めると、瑚絽音の頭をそっと撫で、彼女を護るように虚の前に立った。
亜莉亜と巨大虚の視線が真正面からぶつかった。
真剣な表情の亜莉亜に対し、虚はニヤリと口元を歪める。
「ガキ、返シテホシイ?」
虚から発せられた片言に、亜莉亜は何も返さずただ斬魄刀を鞘から抜いた。
『…。』
「チカラズクデ、取リ返セ。」
亜莉亜は虚を鋭い目で睨むと一気に駆け出した。
早く瞬を助けなければ。
亜莉亜の頭にはその思いしかなかった。
キィィン!!
闇鬼と巨大虚の硬い爪とがぶつかり、鋭い音をたてる。
少し離れたところから見ていた瑚絽音は小さく悲鳴をあげた。
「斬魄刀…シニガミ。」
虚はそう言うと、指先で亜莉亜を弾き飛ばした。
『くッ…!』
うまく受け身をとると、亜莉亜はすぐに体勢を立て直す。
その表情に余裕は少しも無い。
亜莉亜の制止をはらい前に飛び出した瑚絽音は、事の全貌を目の当たりにしハッと息をのんだ。
瑚「瞬くん…瞬ッ!!」
血相を変えて走り出そうとする瑚絽音。
その腕を、亜莉亜は力強く握った。
瑚「亜莉亜、何するです!」
腕を振り回し、必死に亜莉亜から逃れようとする。
そんな瑚絽音に、亜莉亜は怒りを押し鎮めた声で言った。
『私が行く。瞬は私が必ず助ける。だから、瑚絽音、お前は安全なところに隠れていてくれ。』
亜莉亜の言葉に、瑚絽音は目を見開いた。
瑚「亜莉亜だって力無いのです!!瑚絽音も一緒に…」
『馬鹿。奴は巨大虚だ。本来は力を解放した状態の零番隊席官以上が対処すべきもの…。無闇に出ていけば瑚絽音、お前も無事には済まされないんだぞ?』
瑚「亜莉亜…」
瑚絽音は唇をかみ、俯いた。
亜莉亜はそんな様子の瑚絽音を見て表情を緩めると、瑚絽音の頭をそっと撫で、彼女を護るように虚の前に立った。
亜莉亜と巨大虚の視線が真正面からぶつかった。
真剣な表情の亜莉亜に対し、虚はニヤリと口元を歪める。
「ガキ、返シテホシイ?」
虚から発せられた片言に、亜莉亜は何も返さずただ斬魄刀を鞘から抜いた。
『…。』
「チカラズクデ、取リ返セ。」
亜莉亜は虚を鋭い目で睨むと一気に駆け出した。
早く瞬を助けなければ。
亜莉亜の頭にはその思いしかなかった。
キィィン!!
闇鬼と巨大虚の硬い爪とがぶつかり、鋭い音をたてる。
少し離れたところから見ていた瑚絽音は小さく悲鳴をあげた。
「斬魄刀…シニガミ。」
虚はそう言うと、指先で亜莉亜を弾き飛ばした。
『くッ…!』
うまく受け身をとると、亜莉亜はすぐに体勢を立て直す。
その表情に余裕は少しも無い。