第六話 ー指輪ー
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
乃「ったりめーだ。ルシファー覚えてるだろ?奴の特殊能力は、触れただけで相手の心をよみ、自分のもつ情報を相手に与えること。つまりだな、俺は封印されてた千年間の間の出来事も全て、ルシファーから逐次聞いてんだよ。」
自慢する乃雅。
拓「何それ!!初耳だよ、そんなこと!」
乃「…言ってなかったか?」
拓「一言も。」
乃「そうか。」
拓「…」
乃「…」
拓「…で、本題に入るけど」
このままでは話が進展しないと考えた拓斗は、少々強引ながら話の軌道を戻した。
拓「この件、どう思う?」
乃「どう…って、犯人の目的がってことか?」
拓「まあ、そんな感じ。」
拓斗が答えると、乃雅はおもむろに腕を組んだ。
乃「詳細な個人データ、なぁ…。俺だったら義骸か何かを作るのに使うが、今や神影亜莉亜は大逆の罪人扱い。他人があいつの義骸作ったところで何の役にも立たねぇよな。」
拓「義骸、ね…」
乃「…!坊主、神影亜莉亜は機械に詳しいか?」
何かを閃いたように、乃雅は突然尋ねた。
拓「亜莉亜は…それなりに詳しかったんじゃないかなぁ…。実際そういうのを扱ってるのは見たことないけど、前、喜助に教えてもらってたことがあるみたいだから。――まさか、亜莉亜が自分のデータを?」
乃「その可能性も高い…と思ったが、やっぱりアイツじゃないだろうな。」
乃雅は拓斗から目をそらした。
乃「流魂街に逃亡中なんだろ?なら、瀞霊廷にすら入れない筈だ。」
拓「入れるよ。死神なんだから、瀞霊壁は作動しない。」
乃「いいや、入れない。…これは俺の憶測だが、あいつは死神としての力を全て消失してる。つまり…そういう事だ。」
拓「!それはあくまで君一人の考えだよね。データ盗みの犯人が亜莉亜であろうがなかろうが、亜莉亜が力を失うなんて…絶対にありえない。第一、どうして全霊圧消失なんて考えに行きつくわけ?俺にはさっぱり理解できないんだけど。」
自慢する乃雅。
拓「何それ!!初耳だよ、そんなこと!」
乃「…言ってなかったか?」
拓「一言も。」
乃「そうか。」
拓「…」
乃「…」
拓「…で、本題に入るけど」
このままでは話が進展しないと考えた拓斗は、少々強引ながら話の軌道を戻した。
拓「この件、どう思う?」
乃「どう…って、犯人の目的がってことか?」
拓「まあ、そんな感じ。」
拓斗が答えると、乃雅はおもむろに腕を組んだ。
乃「詳細な個人データ、なぁ…。俺だったら義骸か何かを作るのに使うが、今や神影亜莉亜は大逆の罪人扱い。他人があいつの義骸作ったところで何の役にも立たねぇよな。」
拓「義骸、ね…」
乃「…!坊主、神影亜莉亜は機械に詳しいか?」
何かを閃いたように、乃雅は突然尋ねた。
拓「亜莉亜は…それなりに詳しかったんじゃないかなぁ…。実際そういうのを扱ってるのは見たことないけど、前、喜助に教えてもらってたことがあるみたいだから。――まさか、亜莉亜が自分のデータを?」
乃「その可能性も高い…と思ったが、やっぱりアイツじゃないだろうな。」
乃雅は拓斗から目をそらした。
乃「流魂街に逃亡中なんだろ?なら、瀞霊廷にすら入れない筈だ。」
拓「入れるよ。死神なんだから、瀞霊壁は作動しない。」
乃「いいや、入れない。…これは俺の憶測だが、あいつは死神としての力を全て消失してる。つまり…そういう事だ。」
拓「!それはあくまで君一人の考えだよね。データ盗みの犯人が亜莉亜であろうがなかろうが、亜莉亜が力を失うなんて…絶対にありえない。第一、どうして全霊圧消失なんて考えに行きつくわけ?俺にはさっぱり理解できないんだけど。」