第十八話 ー始動ー
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『あの…』
騒ぎが落ち着いたのを見計らって、刹羅は隣の席に座る女性死神に声をかけた。
「ん?どうしたの?」
『最近、死神がたくさん殺されるって…事件が起きてるって…聞いたんですけど、本当…なんですか?』
そう頼りなさげに尋ねれば、女性死神は、ああ!と手を打った。
「あの、黒コートに白いお面の話でしょ?」
『黒コートに白いお面…そんな格好なんですか?』
「あぁ、まだ正式には発表されてないんだけど、隊士の間ではそう伝わってるのよ!ねえー」
向かいの席の女性死神にも声をかける。
刹羅は無邪気に話を聞くふりをしながらも、鋭い目を彼女らに向けている。
「そうそう!あとね、誰かが言ってたんだけど、何故か一人でいるときは襲われないらしいの。もしかしたら、その犯人も寂しくって、友達が多い人を妬んでたりするかも、なんてー!」
「えー、じゃあ、刹羅君なんか凄く心配じゃん!あっ、でも、刹羅君って強いんでしょ!?凄いよね!席官候補らしいし。」
話の中心が刹羅の事に移り、刹羅は内心肩を落とす。
『…いやぁ、それほどじゃ…俺なんて、まだまだで…』
「謙遜しちゃってー!本当なら零番隊くらいからお誘いありそうなのにね!」
「本当!こんな時期じゃなければ、ねぇ…」
『零……』
刹羅の瞳が揺れる。
あいつらは…拓斗は、うまくやっているのだろうか。
何とかして、姿だけでも確認できたなら……
「あれ?刹羅君、どうかした?」
『はっ…!い、いえ…あの、零番隊って、今は…その、活動してないんですか?』
刹羅が焦る気持ちを抑えつつそう質問すると、彼女らは顔を見合わせて、気まずそうに目をそらした。
「まぁ、活動はしてるけども…」
「神影隊長いなくなってからかなり酷いよね…刹羅君、そういう話好きなの?」
『あっ…実は…はい。ちょっと興味あって。』
胸騒ぎがする。
先が聞きたくて、刹羅は無難な返事をする。
「へえ…なんかね、神影隊長がいなくなって、我妻副隊長と末倉三席で凄くもめたらしくって。我妻副隊長は人が変わったみたいに隊によりつかないし、末倉三席なんか精神的にやばくって、部屋から出てこないんだってさ。」
「しかも、四席はあんなだし…隊は成り立たなくって、日番谷隊長が零番隊の書類仕事丸かぶりしてるらしいよ。日番谷隊長も人が良すぎるよねー!そういうとこが人気なのかもしれないけど。」
「結構情に厚いんだよねー!顔だったら我妻副隊長が一番だけど、我妻副隊長は神影隊長一筋だし、今は何かおかしいし。」
騒ぎが落ち着いたのを見計らって、刹羅は隣の席に座る女性死神に声をかけた。
「ん?どうしたの?」
『最近、死神がたくさん殺されるって…事件が起きてるって…聞いたんですけど、本当…なんですか?』
そう頼りなさげに尋ねれば、女性死神は、ああ!と手を打った。
「あの、黒コートに白いお面の話でしょ?」
『黒コートに白いお面…そんな格好なんですか?』
「あぁ、まだ正式には発表されてないんだけど、隊士の間ではそう伝わってるのよ!ねえー」
向かいの席の女性死神にも声をかける。
刹羅は無邪気に話を聞くふりをしながらも、鋭い目を彼女らに向けている。
「そうそう!あとね、誰かが言ってたんだけど、何故か一人でいるときは襲われないらしいの。もしかしたら、その犯人も寂しくって、友達が多い人を妬んでたりするかも、なんてー!」
「えー、じゃあ、刹羅君なんか凄く心配じゃん!あっ、でも、刹羅君って強いんでしょ!?凄いよね!席官候補らしいし。」
話の中心が刹羅の事に移り、刹羅は内心肩を落とす。
『…いやぁ、それほどじゃ…俺なんて、まだまだで…』
「謙遜しちゃってー!本当なら零番隊くらいからお誘いありそうなのにね!」
「本当!こんな時期じゃなければ、ねぇ…」
『零……』
刹羅の瞳が揺れる。
あいつらは…拓斗は、うまくやっているのだろうか。
何とかして、姿だけでも確認できたなら……
「あれ?刹羅君、どうかした?」
『はっ…!い、いえ…あの、零番隊って、今は…その、活動してないんですか?』
刹羅が焦る気持ちを抑えつつそう質問すると、彼女らは顔を見合わせて、気まずそうに目をそらした。
「まぁ、活動はしてるけども…」
「神影隊長いなくなってからかなり酷いよね…刹羅君、そういう話好きなの?」
『あっ…実は…はい。ちょっと興味あって。』
胸騒ぎがする。
先が聞きたくて、刹羅は無難な返事をする。
「へえ…なんかね、神影隊長がいなくなって、我妻副隊長と末倉三席で凄くもめたらしくって。我妻副隊長は人が変わったみたいに隊によりつかないし、末倉三席なんか精神的にやばくって、部屋から出てこないんだってさ。」
「しかも、四席はあんなだし…隊は成り立たなくって、日番谷隊長が零番隊の書類仕事丸かぶりしてるらしいよ。日番谷隊長も人が良すぎるよねー!そういうとこが人気なのかもしれないけど。」
「結構情に厚いんだよねー!顔だったら我妻副隊長が一番だけど、我妻副隊長は神影隊長一筋だし、今は何かおかしいし。」