第十八話 ー始動ー
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突然霊術院を襲撃した破面は瑚絽音の手によって圧倒的に不利な状況に追い込まれ、撤退を余儀なくされた。
その功績を認められ、刹羅と瑚絽音には試験なしでの異例の卒業許可が降り、二人は早速護廷への入隊が決まった──そして今日がその入隊の日である。
『今日から一緒に働かせて頂くことになりました、牙条刹羅です。よろしくお願いします。』
瑚「あっ…えっと、同じく、九河原瑚絽音と申しますです!お、お願いしますなのです…」
二人が挨拶をすれば、それを聞いた隊士たちがざわめく。
「おい…あれが噂の新人かよ」
「めちゃくちゃ強いんだろ?」
「もう席官候補なんだってさ!」
「あの女の子可愛くないか?」
「ねえ、あの男の子の方かっこよくない?」
好き放題言っている隊士たちを、副隊長である七緒が治める。
七「皆さん、それぞれ言いたいことはあるでしょうが、彼らはこの隊で重要な戦力になるでしょから、彼らが少しでも早く死神としての業務に慣れるように手を貸してあげて下さい。」
そう言って七緒は二人に微笑んだ。
七「分からないことがあれば何でも聞いて下さいね。うちは隊長ともども手抜きをする人が多い隊なので、二人が来てくれて心強いです。」
七緒の笑顔が何故か真っ黒に見えて、亜莉亜は内心苦笑していた──
挨拶を終え、指定された席につく二人。
それを確認した七緒が、まだ隊に出てきていない京楽を捕獲するため隊舎を出る。
そのとたん……二人の周囲に人が押し寄せた。
「えっと、刹羅君って言うんだよね?宜しくねっ!」
「刹羅君って格好いいのに、どうして顔隠してるのー?もったいないよぉ」
「分からないことがあったら何でも聞いてよ?手取り足取り教えてあ、げ、るー!!」
たくさんの女性死神に囲まれ、刹羅は戸惑いながらも自分のキャラを確立させた。
『あの…俺、人と話すの、少し苦手で…でも、皆さんとなら…仲良くできるかな、なんて…』
はにかみながら俯く刹羅の姿に、女性死神たちが目を輝かせる。
まさに、母性本能が騒ぐ…といった状態だ。
亜莉亜からすると、彼女らに世話をやいてもらったほうが情報は入り、書類仕事も楽に──つまり、本性がばれる危険が小さくなる、といった策略てある。
対する瑚絽音はといえば、男性死神にもてはやされ、すでにお姫様状態である。
亜莉亜は客観的に見て、なんとかやっていけると、そう確信した。
その功績を認められ、刹羅と瑚絽音には試験なしでの異例の卒業許可が降り、二人は早速護廷への入隊が決まった──そして今日がその入隊の日である。
『今日から一緒に働かせて頂くことになりました、牙条刹羅です。よろしくお願いします。』
瑚「あっ…えっと、同じく、九河原瑚絽音と申しますです!お、お願いしますなのです…」
二人が挨拶をすれば、それを聞いた隊士たちがざわめく。
「おい…あれが噂の新人かよ」
「めちゃくちゃ強いんだろ?」
「もう席官候補なんだってさ!」
「あの女の子可愛くないか?」
「ねえ、あの男の子の方かっこよくない?」
好き放題言っている隊士たちを、副隊長である七緒が治める。
七「皆さん、それぞれ言いたいことはあるでしょうが、彼らはこの隊で重要な戦力になるでしょから、彼らが少しでも早く死神としての業務に慣れるように手を貸してあげて下さい。」
そう言って七緒は二人に微笑んだ。
七「分からないことがあれば何でも聞いて下さいね。うちは隊長ともども手抜きをする人が多い隊なので、二人が来てくれて心強いです。」
七緒の笑顔が何故か真っ黒に見えて、亜莉亜は内心苦笑していた──
挨拶を終え、指定された席につく二人。
それを確認した七緒が、まだ隊に出てきていない京楽を捕獲するため隊舎を出る。
そのとたん……二人の周囲に人が押し寄せた。
「えっと、刹羅君って言うんだよね?宜しくねっ!」
「刹羅君って格好いいのに、どうして顔隠してるのー?もったいないよぉ」
「分からないことがあったら何でも聞いてよ?手取り足取り教えてあ、げ、るー!!」
たくさんの女性死神に囲まれ、刹羅は戸惑いながらも自分のキャラを確立させた。
『あの…俺、人と話すの、少し苦手で…でも、皆さんとなら…仲良くできるかな、なんて…』
はにかみながら俯く刹羅の姿に、女性死神たちが目を輝かせる。
まさに、母性本能が騒ぐ…といった状態だ。
亜莉亜からすると、彼女らに世話をやいてもらったほうが情報は入り、書類仕事も楽に──つまり、本性がばれる危険が小さくなる、といった策略てある。
対する瑚絽音はといえば、男性死神にもてはやされ、すでにお姫様状態である。
亜莉亜は客観的に見て、なんとかやっていけると、そう確信した。