第十三話 ー変化ー
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卯ノ花は拓斗にそう念を押すと、静かに病室を出ていった。
拓「さて、と。」
拓斗はそばに置いてあった自らの死覇装に着替え、副官章がついていることを確認すると、ここ一週間ほどお世話になった病室を後にした。
杏「ふわぁ…って、副隊長!?おはようございます。もう傷は大丈夫なんですか?」
隊舎につくと、執務室で作業を始めている杏樹に会った。
なんだか、すごく久しぶりな気がする。
拓「杏樹おはよ!一応安静に、とは言われてるけど、早く復帰しないと色々と大変だし、ね。──まだ杏樹一人?」
杏「あ、隊長が、いるにはいるんですけど……」
何故かそこで杏樹は口ごもった。
拓「もしかして、寝てる?」
杏樹が頷く。
杏「もうすぐ他の隊員たちも出てくると思うんですけど…なんか起こしちゃうの悪くって…」
拓「確かにね。」
拓斗は笑う。
拓「あとは俺に任せて。」
杏「分かりました。隊長のこと、よろしくお願いします。」
拓「…なんだか、子供のお世話しているみたいな会話だね。」
杏「!」
突拍子とない拓斗の言葉に杏樹は驚く。
拓「…ま、間違いでもないと思うけど。」
杏「え!?」
拓斗の言葉に、杏樹はより一層目を丸くする。
拓「昔は亜莉亜も問題児だったから。」
もしかしたら、今もそうかもしれない。
そう拓斗は思う。
杏「隊長が問題児…ですか?」
拓「そ。総隊長から聞いた話なんだけどね…」
《山「わしが亜莉亜を引き取ったときの話なんじゃがのぉ…かなりの霊圧を持っておったから、さぞかし運動も出来ようと思うて、早速木刀を握らせたんじゃが…勢いよく木刀を振り上げたかと思えば、そのまま後ろにひっくり返りおったのじゃ。他に何をやらせてもそんな調子。わしも頭を抱えさせられたわい。…今のあやつがあるのは、あやつ自身の努力があったからじゃのう。…」》
拓「ってさ。」
杏「……」
拓「?…杏樹?」
なにも答えない杏樹を不審に思った拓斗が、杏樹を呼ぶ。
拓「さて、と。」
拓斗はそばに置いてあった自らの死覇装に着替え、副官章がついていることを確認すると、ここ一週間ほどお世話になった病室を後にした。
杏「ふわぁ…って、副隊長!?おはようございます。もう傷は大丈夫なんですか?」
隊舎につくと、執務室で作業を始めている杏樹に会った。
なんだか、すごく久しぶりな気がする。
拓「杏樹おはよ!一応安静に、とは言われてるけど、早く復帰しないと色々と大変だし、ね。──まだ杏樹一人?」
杏「あ、隊長が、いるにはいるんですけど……」
何故かそこで杏樹は口ごもった。
拓「もしかして、寝てる?」
杏樹が頷く。
杏「もうすぐ他の隊員たちも出てくると思うんですけど…なんか起こしちゃうの悪くって…」
拓「確かにね。」
拓斗は笑う。
拓「あとは俺に任せて。」
杏「分かりました。隊長のこと、よろしくお願いします。」
拓「…なんだか、子供のお世話しているみたいな会話だね。」
杏「!」
突拍子とない拓斗の言葉に杏樹は驚く。
拓「…ま、間違いでもないと思うけど。」
杏「え!?」
拓斗の言葉に、杏樹はより一層目を丸くする。
拓「昔は亜莉亜も問題児だったから。」
もしかしたら、今もそうかもしれない。
そう拓斗は思う。
杏「隊長が問題児…ですか?」
拓「そ。総隊長から聞いた話なんだけどね…」
《山「わしが亜莉亜を引き取ったときの話なんじゃがのぉ…かなりの霊圧を持っておったから、さぞかし運動も出来ようと思うて、早速木刀を握らせたんじゃが…勢いよく木刀を振り上げたかと思えば、そのまま後ろにひっくり返りおったのじゃ。他に何をやらせてもそんな調子。わしも頭を抱えさせられたわい。…今のあやつがあるのは、あやつ自身の努力があったからじゃのう。…」》
拓「ってさ。」
杏「……」
拓「?…杏樹?」
なにも答えない杏樹を不審に思った拓斗が、杏樹を呼ぶ。