第十二話 ー書類ー
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ゆっくりと自分から杏樹を離してやると、透き通った茶色の瞳を見つめた。
そこには綺麗な涙が溜まっている。
『悪かったな、たくさん心配かけて…。もうこんな心配かけないから。もう泣かせないから…安心して休んでくれ。な?』
杏「分かり、ました。」
『それでいい。』
亜莉亜と杏樹の会話が一段落ついたそのとき、誰かの咳払いが聞こえた。
魅「オホンッ…愛の告白は終わりましたでしょうか。」
『魅月…最近龍に似てきたか?』
魅「な!?だっだいたい、女同士で何抱き合ってるのよ!気色悪いわっ!」
『はいはい。分かったから…で、何かあったのか?」
魅「はい、これ見てよ。さっき隊首室で見つけたの。」
一枚の書類を魅月から受けとる。
…というか、今、隊首室でって言ったか?
しばらく見ない間に、随分吹っ切れたな。
反抗期かもしれない。
亜莉亜はとりあえず、その書類に目を通した。
『……』
魅「…」
杏「隊長?」
しまった。すっかり忘れていた。
亜莉亜は心の中でそう思った。
その書類の内容はというと、
《零番隊隊長神影亜莉亜殿。以前許可申請をしていた、現世での実戦訓練を許可する。日時は***。場所は***にて。変更は認めない。大虚を呼び出す予定であるため、当日は周囲に魂魄保護の結界をかける。また怪我人が出た場合の責任は、我々は一切負わない……。…技術開発局》
といったものだった。
魅「一体、どうする気?これ実行日は明後日でしょ?」
『……』
亜莉亜はしばらく考えてから、結論を出した。
『ん、予定通り実施する。…魅月、悪いがこれを技局に持っていって、複写してきてくれないか?零番隊全員の分頼む。』
今の状態では、口で説明するより、書面で理解させた方がよっぽど早いだろう。
魅「分かったわ。」
そこには綺麗な涙が溜まっている。
『悪かったな、たくさん心配かけて…。もうこんな心配かけないから。もう泣かせないから…安心して休んでくれ。な?』
杏「分かり、ました。」
『それでいい。』
亜莉亜と杏樹の会話が一段落ついたそのとき、誰かの咳払いが聞こえた。
魅「オホンッ…愛の告白は終わりましたでしょうか。」
『魅月…最近龍に似てきたか?』
魅「な!?だっだいたい、女同士で何抱き合ってるのよ!気色悪いわっ!」
『はいはい。分かったから…で、何かあったのか?」
魅「はい、これ見てよ。さっき隊首室で見つけたの。」
一枚の書類を魅月から受けとる。
…というか、今、隊首室でって言ったか?
しばらく見ない間に、随分吹っ切れたな。
反抗期かもしれない。
亜莉亜はとりあえず、その書類に目を通した。
『……』
魅「…」
杏「隊長?」
しまった。すっかり忘れていた。
亜莉亜は心の中でそう思った。
その書類の内容はというと、
《零番隊隊長神影亜莉亜殿。以前許可申請をしていた、現世での実戦訓練を許可する。日時は***。場所は***にて。変更は認めない。大虚を呼び出す予定であるため、当日は周囲に魂魄保護の結界をかける。また怪我人が出た場合の責任は、我々は一切負わない……。…技術開発局》
といったものだった。
魅「一体、どうする気?これ実行日は明後日でしょ?」
『……』
亜莉亜はしばらく考えてから、結論を出した。
『ん、予定通り実施する。…魅月、悪いがこれを技局に持っていって、複写してきてくれないか?零番隊全員の分頼む。』
今の状態では、口で説明するより、書面で理解させた方がよっぽど早いだろう。
魅「分かったわ。」