第十二話 ー書類ー
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「ねぇ、あれ、神影隊長よね。」
「本当だ。帰ってきてたんだ。」
「そういえば、これ知ってる?神影隊長が帰ってきたのと同時に、吉沢湖娘が行方不明になったんだって。」
「何それ!まさか、神影隊長が…」
「止めてよ。縁起の悪いこと言わないで」
一番隊を出たとたんに、様々な悪口に包まれた。
少し眉をひそめているが、それは隊員たちの噂話のせいではない。
王族から承った、ある指令のせいだ。
少し時は戻り…
アスモデウスの襲撃のあと、一番隊に向かい、総隊長である山じいに、事態の現状を全て話した亜莉亜。
『以上だ。それでは、私は一度現世に戻ろうと思う。』
山「その事なんじゃが、実は、王族からの言伝てを預かっておっての…」
亜莉亜は明らかに嫌そうな表情をする。
『内容は』
山「尸魂界にまで敵の侵入を許すとは言語道断。以後は尸魂界に残り、体勢を整えた上で速やかに敵を始末しろ、と。」
『つまり、こちらで自分達の警護に力を入れろってか。どこまでも自己中心的な奴らだ。』
山「現世が心配なのはわしも分かっておる。じゃが、お主の不在によって、瀞霊廷の治安も悪化しつつあるのも事実じゃ。…しばらくこちらに残ってくれんかのぉ。これ以上放置する訳にはいかぬのじゃ。」
『……』
…流石に、隊のことを言われると、何も言い返せない。
いつかは片付けなければとは思っていたが、
仕方ない。
『分かった。こちらに残る。』
亜莉亜は苦い顔をしながら頷いた。
そんなわけで、亜莉亜の不機嫌オーラは完成したのだ。
ついでに、山じいに"一旦零番隊隊舎に戻れ"と言われてしまったため、現在は零番隊隊舎へと移動中である。
本来なら、王族直属の機関である零番隊の隊長である亜莉亜は、護廷の総隊長よりも立場は上。
従う必要などさらさら無いのだが…
それでもやはり逆らえないのは、山じいが亜莉亜の育ての親のようなものだからだろうか。
「本当だ。帰ってきてたんだ。」
「そういえば、これ知ってる?神影隊長が帰ってきたのと同時に、吉沢湖娘が行方不明になったんだって。」
「何それ!まさか、神影隊長が…」
「止めてよ。縁起の悪いこと言わないで」
一番隊を出たとたんに、様々な悪口に包まれた。
少し眉をひそめているが、それは隊員たちの噂話のせいではない。
王族から承った、ある指令のせいだ。
少し時は戻り…
アスモデウスの襲撃のあと、一番隊に向かい、総隊長である山じいに、事態の現状を全て話した亜莉亜。
『以上だ。それでは、私は一度現世に戻ろうと思う。』
山「その事なんじゃが、実は、王族からの言伝てを預かっておっての…」
亜莉亜は明らかに嫌そうな表情をする。
『内容は』
山「尸魂界にまで敵の侵入を許すとは言語道断。以後は尸魂界に残り、体勢を整えた上で速やかに敵を始末しろ、と。」
『つまり、こちらで自分達の警護に力を入れろってか。どこまでも自己中心的な奴らだ。』
山「現世が心配なのはわしも分かっておる。じゃが、お主の不在によって、瀞霊廷の治安も悪化しつつあるのも事実じゃ。…しばらくこちらに残ってくれんかのぉ。これ以上放置する訳にはいかぬのじゃ。」
『……』
…流石に、隊のことを言われると、何も言い返せない。
いつかは片付けなければとは思っていたが、
仕方ない。
『分かった。こちらに残る。』
亜莉亜は苦い顔をしながら頷いた。
そんなわけで、亜莉亜の不機嫌オーラは完成したのだ。
ついでに、山じいに"一旦零番隊隊舎に戻れ"と言われてしまったため、現在は零番隊隊舎へと移動中である。
本来なら、王族直属の機関である零番隊の隊長である亜莉亜は、護廷の総隊長よりも立場は上。
従う必要などさらさら無いのだが…
それでもやはり逆らえないのは、山じいが亜莉亜の育ての親のようなものだからだろうか。