第十話 ー正体ー
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拓「君の行動、発言…俺は君を”危険分子”と見ていいんだよね。」
湖「危険分子なら何?あたしを殺す?…だーかーら、やれるもんならやってみてよ。」
シュッ
拓斗は刀を鞘から引き出し、構えた。
拓「じゃあ、問答無用でやらせてもらうよ。苦情は受け付けないからね。──放て、雷神。」
バチッ…
拓斗の刀から、青白い電気が放たれる。
拓「言っておくけど、これくらいの電圧だったら、触れたとたんにおさらばだよ。」
拓斗はゆっくりと歩を進める。
湖娘は一切動かない。
拓「残念だよ、君を殺す気は無かったのに。でも、危険分子である以上、野放しにはできない。…さよなら、吉沢湖娘。」
拓斗は一気に地面を蹴った。
強い電気を帯びた刀が湖娘の頭上に落とされる。
刹那、辺りに血しぶきが広がった。
湖娘は一瞬にして命を絶たれた──はずだった。
湖「だから言ったのに。どこまでも馬鹿な副隊長。使命なんて忘れて、一目散に逃げ出せばよかったのに。」
拓「…ッ」
血で染まった床に崩れ落ちる拓斗。
その左肩には深い傷ができている。
状況が理解できない。
湖「副隊長、あたしの斬魄刀の名前、知ってます?」
湖娘は視界に入る拓斗に、冷たい目線を送る。
拓斗はあまりの苦痛に、声すら上げられない。
湖「”姫菊桜鏡(ヒメギクオウキョウ)”能力は名前の通り、鏡。」
拓「…」
やっぱり。
あいつを斬ろうとした瞬間、俺の頭上にも刀が現れたような感触がした。
もしとっさに避けることができなかったなら、肩程度の傷じゃ済まなかった…
湖「じゃ、あたし行くから。しばらくは仕事には来ないわ。」
湖娘はそう言うと、ひらひらと手をふりながら執務室を出て行った。
拓「ま…ッ!」
湖娘を引きとめようとした拓斗だが、傷が堪えて言葉が続かない。
ふっと意識が揺らぐ。
あぁ、血が多く出すぎたのか。
そう思うのが早いか、拓斗の意識は闇の中へと堕ちていった。
湖「危険分子なら何?あたしを殺す?…だーかーら、やれるもんならやってみてよ。」
シュッ
拓斗は刀を鞘から引き出し、構えた。
拓「じゃあ、問答無用でやらせてもらうよ。苦情は受け付けないからね。──放て、雷神。」
バチッ…
拓斗の刀から、青白い電気が放たれる。
拓「言っておくけど、これくらいの電圧だったら、触れたとたんにおさらばだよ。」
拓斗はゆっくりと歩を進める。
湖娘は一切動かない。
拓「残念だよ、君を殺す気は無かったのに。でも、危険分子である以上、野放しにはできない。…さよなら、吉沢湖娘。」
拓斗は一気に地面を蹴った。
強い電気を帯びた刀が湖娘の頭上に落とされる。
刹那、辺りに血しぶきが広がった。
湖娘は一瞬にして命を絶たれた──はずだった。
湖「だから言ったのに。どこまでも馬鹿な副隊長。使命なんて忘れて、一目散に逃げ出せばよかったのに。」
拓「…ッ」
血で染まった床に崩れ落ちる拓斗。
その左肩には深い傷ができている。
状況が理解できない。
湖「副隊長、あたしの斬魄刀の名前、知ってます?」
湖娘は視界に入る拓斗に、冷たい目線を送る。
拓斗はあまりの苦痛に、声すら上げられない。
湖「”姫菊桜鏡(ヒメギクオウキョウ)”能力は名前の通り、鏡。」
拓「…」
やっぱり。
あいつを斬ろうとした瞬間、俺の頭上にも刀が現れたような感触がした。
もしとっさに避けることができなかったなら、肩程度の傷じゃ済まなかった…
湖「じゃ、あたし行くから。しばらくは仕事には来ないわ。」
湖娘はそう言うと、ひらひらと手をふりながら執務室を出て行った。
拓「ま…ッ!」
湖娘を引きとめようとした拓斗だが、傷が堪えて言葉が続かない。
ふっと意識が揺らぐ。
あぁ、血が多く出すぎたのか。
そう思うのが早いか、拓斗の意識は闇の中へと堕ちていった。