第九話 ー挑発ー
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喜「それじゃ、皆さん、叉夜ちゃんのことについてお話しますから、大人しく聞いててくださいね」
殴り合いに発展しかけていた雑談が、ぴたりと止む。
喜「叉夜ちゃんについてですが、一応生身の”人間”と前提して調べていたんすけど…」
『あぁ』
喜「叉夜ちゃんは、”人間 ”ではありませんでした。」
『──まさか』
喜「そして、あらゆる検査をしてみましたが、どうやら”生物”でもないようなんです。」
『!?』
冬「生き物じゃない…」
皆の間に動揺がはしる。
喜「叉夜ちゃんは意思のある”物”でしかないということ…っす。」
『奴との関係は?』
亜莉亜の質問に、喜助はうなずいた。
喜「詳しくは分かりませんが、奴と叉夜ちゃんとに何らかの関係があることは確か。…叉夜ちゃんに、奴の霊子がついてましたから。」
『叉夜が”物”だということ以外は予想どおり、だな。』
亜莉亜が静かに呟く。
夜「とりあえず、今、叉夜にできることは、ただ奴から守ってやることのみじゃ。それで…」
喜「以前亜莉亜サンに頼まれていた、奴専用のレーダーっす。」
喜助が大きめの機械を亜莉亜たちの前に出す。
喜「奴が出たら、ここからそれぞれの伝令神機に通信を入れま…」
ピーッピーッピーッピーッ…
突然アラーム音が鳴り響いた。
喜「早速、奴が出たみたいっすね。」
亜莉亜が素早く立ち上がり、腰に刀を据える。
冬「俺たちは?」
亜莉亜は数秒だけ考える素振りを見せる。
『とりあえず全員で行く。だが、奴の相手は零番隊に任せてくれ。』
冬「分かった。お前らもいくぞ!」
冬獅郎の指示で、護廷からのメンバーも動き出す。
極度に張り詰めた空気が重たい。
亜莉亜達は、”奴”が出たとされる場所に急いだ。
『ここ──で、合ってるんだよな』
華「伝令神機の指示では、このポイントで間違いありません。」
スッ…
今までの経験上、油断はできないと、亜莉亜は先に刀を構える。
ゆっくりと瞳を閉じる亜莉亜。
感じろ…
どこかにいるはず…
今までの感覚を思い出せ…
『上か!!』
突然亜莉亜が目を開き、叫ぶ。
シュッ
何かが動いた。
殴り合いに発展しかけていた雑談が、ぴたりと止む。
喜「叉夜ちゃんについてですが、一応生身の”人間”と前提して調べていたんすけど…」
『あぁ』
喜「叉夜ちゃんは、”人間 ”ではありませんでした。」
『──まさか』
喜「そして、あらゆる検査をしてみましたが、どうやら”生物”でもないようなんです。」
『!?』
冬「生き物じゃない…」
皆の間に動揺がはしる。
喜「叉夜ちゃんは意思のある”物”でしかないということ…っす。」
『奴との関係は?』
亜莉亜の質問に、喜助はうなずいた。
喜「詳しくは分かりませんが、奴と叉夜ちゃんとに何らかの関係があることは確か。…叉夜ちゃんに、奴の霊子がついてましたから。」
『叉夜が”物”だということ以外は予想どおり、だな。』
亜莉亜が静かに呟く。
夜「とりあえず、今、叉夜にできることは、ただ奴から守ってやることのみじゃ。それで…」
喜「以前亜莉亜サンに頼まれていた、奴専用のレーダーっす。」
喜助が大きめの機械を亜莉亜たちの前に出す。
喜「奴が出たら、ここからそれぞれの伝令神機に通信を入れま…」
ピーッピーッピーッピーッ…
突然アラーム音が鳴り響いた。
喜「早速、奴が出たみたいっすね。」
亜莉亜が素早く立ち上がり、腰に刀を据える。
冬「俺たちは?」
亜莉亜は数秒だけ考える素振りを見せる。
『とりあえず全員で行く。だが、奴の相手は零番隊に任せてくれ。』
冬「分かった。お前らもいくぞ!」
冬獅郎の指示で、護廷からのメンバーも動き出す。
極度に張り詰めた空気が重たい。
亜莉亜達は、”奴”が出たとされる場所に急いだ。
『ここ──で、合ってるんだよな』
華「伝令神機の指示では、このポイントで間違いありません。」
スッ…
今までの経験上、油断はできないと、亜莉亜は先に刀を構える。
ゆっくりと瞳を閉じる亜莉亜。
感じろ…
どこかにいるはず…
今までの感覚を思い出せ…
『上か!!』
突然亜莉亜が目を開き、叫ぶ。
シュッ
何かが動いた。