第九話 ー挑発ー
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零番隊隊長神影亜莉亜
我々ハ神デアル
少シ我々トゲームヲシヨウ。
オ前ハ魂魄ヲ護リキレルカ?
このメッセージを受け取ってから、妙に虚の出現が増えた。
しかも、必ず5、6体は同時に出る。
これが、奴らが言う”ゲーム”なのか?
『龍、そっち行ったぞ!』
龍「よっしゃー!」
亜莉亜の警告に、龍が楽しそうに返事を返す。
『お前の感覚はおかしいぞ。』
亜莉亜はため息をついた。
だが、のんびりしている暇はない。
龍がいる方向に逃げた虚とは別の虚が、亜莉亜に襲いかかる。
『破道の三十三、蒼火墜』
ドカァァン…
亜莉亜の鬼道により、一瞬にして虚が消え去った。
龍「おーしまいっ…と。」
龍も一太刀を虚に浴びせ、戦いを終える。
『龍、終わりだ。』
虚が全滅したことを確認し、亜莉亜は龍に声をかける。
龍「今日も手ごたえ無かったなぁ…こんな戦闘だったら、面倒くさいだけじゃねーかよぉ」
『馬鹿言え。いくら弱い敵が相手だからといって、私たちが倒さなければ魂魄がやられるんだ。適当なことはできない。』
龍「って言ってもさぁ…。あ、ほら、あれ。黒崎一護とかは何やってんの?あいつにやらせればいーじゃん。」
『龍、いい加減にしろ。黒崎たちは学生だ。毎回毎回虚の相手などさせられるか。』
愚痴を言う龍に、亜莉亜は眉間に皺を寄せる。
確かに、ここ数日はただ数が多いだけの、弱い虚たちしか相手をしていない。
以前と変わったことといえば、虚の数が増えただけ。
敵からの接触もプツリと途絶えた。
事態は全く進展していない。
敵が何をしているかも、何を目的としているかも分からないままだ。
『悶々としていても仕方が無いよな。帰るぞ。』
しばらく黙り込んでいた亜莉亜たちだったが、亜莉亜の言葉を境に、二人は浦原商店へ足を向けた。
ガラガラ…
喜「あ、亜莉亜サンお帰りなさい」
『どうかしたか?』
喜助の声がいつもより暗いことに気づいた亜莉亜が、喜助に尋ねる。
喜「分析の結果が出たんすよ。驚くべきことが分かりました。」