第六話 ー迷子ー
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『ん?』
亜莉亜が何かに気づいたように声をあげる。
喜「どうかしました?」
『いや。伝令神機に着信が…な。』
ちょっと出てくる。
そう言って、亜莉亜は再び外に出た。
『(拓斗からの着信…恐らくは零番隊で何かあったのだろう。…喜助や夜一に心配かけさせるわけにはいかないし、どうせまた空座町内の見回りもする気だったからな。)』
ピッ
『もしもし。』
《拓「あ、亜莉亜?そっちはどう?」》
『具体的な情報はゼロだ。分かっているのは、敵は私以上に強い可能性があるということと、私たちが知らない族種の者だろうということだけだ。』
《拓「かなり厳しいね。」》
『まぁな。そういえば、隊の方で何かあったんだろう?お前がわざわざ私に連絡してくるくらいだ。──吉沢か?』
《拓「当ったりー!亜莉亜がいなくなったとたんに、俺に告白してきたよ。……ついでに、亜莉亜は自分を虐める悪いやつだから、近づかない方が良いってよ。」》
途中から拓斗の声が暗みを帯びる。
『その調子じゃ、その場でキレたんだろ?…フッ…放っておけば良いものを。』
《拓「やっぱり、亜莉亜にはお見通しかぁ。…今だからまだ笑って話せるけど、あの時は本当にアイツ殺しちゃいそうだったんだよ」》
笑いを含む声で語る拓斗だが、話の内容は恐ろしい。
《拓「で、俺の予想だと、吉沢は絶対に次の行動を起こしてくると思うけど…》
『全てお前に任せる。好きなようにやってくれ。』
《拓「了解!」》
『じゃ、また連絡してくれ。隊のこと、よろしく頼むぞ。……気をつけろよ。』
《拓「大丈夫、俺に任せてよ!」》
『……ま、頑張り過ぎない程度に宜しくな。』
《拓「はいはい。じゃあ」》
ピッ
亜莉亜は拓斗との通信を終え、星の瞬きはじめた空を見上げる。
『(ついに動いたか…ここのこともだが、あちらにも十分に注意しなければいけないな…)』
亜莉亜が何かに気づいたように声をあげる。
喜「どうかしました?」
『いや。伝令神機に着信が…な。』
ちょっと出てくる。
そう言って、亜莉亜は再び外に出た。
『(拓斗からの着信…恐らくは零番隊で何かあったのだろう。…喜助や夜一に心配かけさせるわけにはいかないし、どうせまた空座町内の見回りもする気だったからな。)』
ピッ
『もしもし。』
《拓「あ、亜莉亜?そっちはどう?」》
『具体的な情報はゼロだ。分かっているのは、敵は私以上に強い可能性があるということと、私たちが知らない族種の者だろうということだけだ。』
《拓「かなり厳しいね。」》
『まぁな。そういえば、隊の方で何かあったんだろう?お前がわざわざ私に連絡してくるくらいだ。──吉沢か?』
《拓「当ったりー!亜莉亜がいなくなったとたんに、俺に告白してきたよ。……ついでに、亜莉亜は自分を虐める悪いやつだから、近づかない方が良いってよ。」》
途中から拓斗の声が暗みを帯びる。
『その調子じゃ、その場でキレたんだろ?…フッ…放っておけば良いものを。』
《拓「やっぱり、亜莉亜にはお見通しかぁ。…今だからまだ笑って話せるけど、あの時は本当にアイツ殺しちゃいそうだったんだよ」》
笑いを含む声で語る拓斗だが、話の内容は恐ろしい。
《拓「で、俺の予想だと、吉沢は絶対に次の行動を起こしてくると思うけど…》
『全てお前に任せる。好きなようにやってくれ。』
《拓「了解!」》
『じゃ、また連絡してくれ。隊のこと、よろしく頼むぞ。……気をつけろよ。』
《拓「大丈夫、俺に任せてよ!」》
『……ま、頑張り過ぎない程度に宜しくな。』
《拓「はいはい。じゃあ」》
ピッ
亜莉亜は拓斗との通信を終え、星の瞬きはじめた空を見上げる。
『(ついに動いたか…ここのこともだが、あちらにも十分に注意しなければいけないな…)』