第五話 ー見えない敵ー
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シャッ…
腰に携えていた闇鬼を鞘から抜き、その刃を自らの左腕にあてる。
龍「?」
亜莉亜が闇鬼を軽く引くと、真っ白なその腕から鮮血が滴り落ちた。
ポタ…
ポタッ…
龍「ちょっ…何やってんだよ!?」
その行動に驚いた龍が声を荒げる。
『いいから黙って見てろ…』
亜莉亜は自分の血が陣についたのを確認すると、静かに口を開く。
『零式…封』
ビュウウゥ
辺りに現れていた陣が、物凄い速さで中心に吸い寄せられ、そして消えていった。
龍「今のって…?」
龍が立ち上がり、亜莉亜に尋ねる。
龍「血印って必要だったっけ?」
『いや。そうてはないが…』
話しながらも、再び亜莉亜は鮮血の流れ落ちる左腕に、斬魄刀の刃を当てる。
龍「じゃ、何で…って何やってんだよ!」
『……』
亜莉亜がほんの少し闇鬼に霊圧を込めると…
龍「え、治った!?」
先ほどつけた左腕の傷が一瞬にして消えた。
『他のやつらには黙っててくれよ?これは使い勝手は良いが、霊力の消費が激しいんだ。』
もとの状態に綺麗さっぱりと戻った腕を見ながら、亜莉亜が龍に言った。
龍「別に良いけど?…そんな能力もあったのかよ」
『闇鬼の基本能力は?』
突然そう言い放った亜莉亜。
龍「へっ……消すこと?」
『だろ?…傷を負ったその時間を消すんだ。部分的にな。』
龍「おぉ、すげぇっ!」
龍は目を輝かせる。
『そうだ…血印の理由だったな。』
龍「そうそう!で、何で?」
『…この際だから話しておくが、龍…この方法は零式鬼道の能力を強化、そして他のやつらに絶対に解かせないようにするものだ。』
龍「そんな方法があったのか…何で今まで教えてくれなかったんだよぉ~」
感動している龍だが、亜莉亜の表情は厳しい。
腰に携えていた闇鬼を鞘から抜き、その刃を自らの左腕にあてる。
龍「?」
亜莉亜が闇鬼を軽く引くと、真っ白なその腕から鮮血が滴り落ちた。
ポタ…
ポタッ…
龍「ちょっ…何やってんだよ!?」
その行動に驚いた龍が声を荒げる。
『いいから黙って見てろ…』
亜莉亜は自分の血が陣についたのを確認すると、静かに口を開く。
『零式…封』
ビュウウゥ
辺りに現れていた陣が、物凄い速さで中心に吸い寄せられ、そして消えていった。
龍「今のって…?」
龍が立ち上がり、亜莉亜に尋ねる。
龍「血印って必要だったっけ?」
『いや。そうてはないが…』
話しながらも、再び亜莉亜は鮮血の流れ落ちる左腕に、斬魄刀の刃を当てる。
龍「じゃ、何で…って何やってんだよ!」
『……』
亜莉亜がほんの少し闇鬼に霊圧を込めると…
龍「え、治った!?」
先ほどつけた左腕の傷が一瞬にして消えた。
『他のやつらには黙っててくれよ?これは使い勝手は良いが、霊力の消費が激しいんだ。』
もとの状態に綺麗さっぱりと戻った腕を見ながら、亜莉亜が龍に言った。
龍「別に良いけど?…そんな能力もあったのかよ」
『闇鬼の基本能力は?』
突然そう言い放った亜莉亜。
龍「へっ……消すこと?」
『だろ?…傷を負ったその時間を消すんだ。部分的にな。』
龍「おぉ、すげぇっ!」
龍は目を輝かせる。
『そうだ…血印の理由だったな。』
龍「そうそう!で、何で?」
『…この際だから話しておくが、龍…この方法は零式鬼道の能力を強化、そして他のやつらに絶対に解かせないようにするものだ。』
龍「そんな方法があったのか…何で今まで教えてくれなかったんだよぉ~」
感動している龍だが、亜莉亜の表情は厳しい。