第五話 ー見えない敵ー
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
亜莉亜は龍をつれ、空座町内のある場所に移動した。
龍「ここでやんのか?」
『そのつもりだが?』
龍「何故に、ここ?」
『……勘だ』
龍「にしても、空座一高の校庭のど真ん中って…色々と大丈夫なのかよ」
苦笑いの龍。
『……気にするな。魂魄保護はすでに手配済みだ。さ、やるぞ。分かってるな?』
龍「もちろん!」
その龍の言葉を確認し、亜莉亜が合図をする。
だが…
龍「……」
『……』
龍「……で、何をやれば…」
『今、確認したよな。分かってるな?って』
龍「モウシワケアリマセン。ナントナクコタエテシマイマシタ。」
『チッ…やっぱりな。……掴趾追雀だ、零式のな。』
龍「あぁ、あれかぁ。詠唱すんのか?」
『もちろんだ。龍、特にお前は全力でやれ。』
亜莉亜の命令に、龍は明らかに不満げな表情をする。
龍「何で俺だけ全力なんだよぉ」
『…貴様は霊圧の微調整ってもんができないだろう?それに、複雑な命令は理解できない。単純な命令が一番だ。』
龍「……」
あまりにごもっともすぎて、全く龍は反論できない。
『今度こそ始めるぞ。』
龍「…りょーかい。」
ポンッ
二人は義骸を脱ぎ、今度こそ掴趾追雀を発動するため、地面に手をついた。
「『南の心臓 北の瞳 西の指先 東の踵 風持ちて集い 雨払いて散れ』」
二人の声がぴったりとそろう。
「『零式鬼道 縛道の五十八 掴趾追雀!』」
ブワァァァッツ
二人の霊圧が一気に膨らみ、それが最高潮に達したとき、辺り一面に巨大な陣が現れた。
『龍、そのまま動くなよ。』
亜莉亜がふと呟く。
龍「?…何すんだ?」
亜莉亜はその問いかけに答えず、荒れ狂う巨大な霊圧の中、ゆっくりと立ち上がった。
龍「ここでやんのか?」
『そのつもりだが?』
龍「何故に、ここ?」
『……勘だ』
龍「にしても、空座一高の校庭のど真ん中って…色々と大丈夫なのかよ」
苦笑いの龍。
『……気にするな。魂魄保護はすでに手配済みだ。さ、やるぞ。分かってるな?』
龍「もちろん!」
その龍の言葉を確認し、亜莉亜が合図をする。
だが…
龍「……」
『……』
龍「……で、何をやれば…」
『今、確認したよな。分かってるな?って』
龍「モウシワケアリマセン。ナントナクコタエテシマイマシタ。」
『チッ…やっぱりな。……掴趾追雀だ、零式のな。』
龍「あぁ、あれかぁ。詠唱すんのか?」
『もちろんだ。龍、特にお前は全力でやれ。』
亜莉亜の命令に、龍は明らかに不満げな表情をする。
龍「何で俺だけ全力なんだよぉ」
『…貴様は霊圧の微調整ってもんができないだろう?それに、複雑な命令は理解できない。単純な命令が一番だ。』
龍「……」
あまりにごもっともすぎて、全く龍は反論できない。
『今度こそ始めるぞ。』
龍「…りょーかい。」
ポンッ
二人は義骸を脱ぎ、今度こそ掴趾追雀を発動するため、地面に手をついた。
「『南の心臓 北の瞳 西の指先 東の踵 風持ちて集い 雨払いて散れ』」
二人の声がぴったりとそろう。
「『零式鬼道 縛道の五十八 掴趾追雀!』」
ブワァァァッツ
二人の霊圧が一気に膨らみ、それが最高潮に達したとき、辺り一面に巨大な陣が現れた。
『龍、そのまま動くなよ。』
亜莉亜がふと呟く。
龍「?…何すんだ?」
亜莉亜はその問いかけに答えず、荒れ狂う巨大な霊圧の中、ゆっくりと立ち上がった。