第五話 ー見えない敵ー
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乱菊に、半ば強引に連れ出された龍は、その日の夕食時、愛と言う名の拷問を受けていた。
乱「ほら、龍、お口開けて」
そういって差し出されたスプーンの上には、何やらよく分からない食べ物がのっている。
龍「う…姉貴!お願いだから勘弁してくれよっ」
嫌がる龍をよそに、乱菊は笑顔で龍に迫っていく。
乱「織姫との新作料理なのよ?せっかくおいしいのができたのに…。」
織「えっ…龍くん食べないの??お腹空いてないかな」
悲しそうな顔をする乱菊と織姫。
龍「あ…いや、そうじゃなくて…」
乱「じゃあ食べなさいよ」
織「大丈夫。龍くんが好きなものばっかり入れてあるからっ」
龍「でも…」
二人の勢いは凄まじいが、それでも龍は一切口に入れようとしない。
その理由はというと、もちろん、乱菊と織姫の作った料理にある。
乱「何よ…せっかくあんたが好きな餡蜜とカレーを組み合わせてあげたのに。」
織「隠し味にはチョコレートも入れたんだよ?」
龍「混ぜたら意味ねえのよ…」
乱「何か言った??」
龍「いやっ…あ、俺、今日はあんまり腹減ってないから…」
何とかして、その場から逃げようとする龍。
織「駄目だよっ!ちゃんとご飯食べなきゃ、体に悪いよ…」
龍「うん…でもちょっとおなかいっぱいすぎて今日は…」
ひたすら同じような言葉を並べ、徐々に龍は後ずさりする。
ついに玄関のドアに背中がついたそのとき…
ピンポーン
チャイムが鳴った。
織「あれ?こんな時間に誰だろ??…はーい!今行きまーす!」
織姫が玄関の鍵を開ける。
乱「ほら、龍、お口開けて」
そういって差し出されたスプーンの上には、何やらよく分からない食べ物がのっている。
龍「う…姉貴!お願いだから勘弁してくれよっ」
嫌がる龍をよそに、乱菊は笑顔で龍に迫っていく。
乱「織姫との新作料理なのよ?せっかくおいしいのができたのに…。」
織「えっ…龍くん食べないの??お腹空いてないかな」
悲しそうな顔をする乱菊と織姫。
龍「あ…いや、そうじゃなくて…」
乱「じゃあ食べなさいよ」
織「大丈夫。龍くんが好きなものばっかり入れてあるからっ」
龍「でも…」
二人の勢いは凄まじいが、それでも龍は一切口に入れようとしない。
その理由はというと、もちろん、乱菊と織姫の作った料理にある。
乱「何よ…せっかくあんたが好きな餡蜜とカレーを組み合わせてあげたのに。」
織「隠し味にはチョコレートも入れたんだよ?」
龍「混ぜたら意味ねえのよ…」
乱「何か言った??」
龍「いやっ…あ、俺、今日はあんまり腹減ってないから…」
何とかして、その場から逃げようとする龍。
織「駄目だよっ!ちゃんとご飯食べなきゃ、体に悪いよ…」
龍「うん…でもちょっとおなかいっぱいすぎて今日は…」
ひたすら同じような言葉を並べ、徐々に龍は後ずさりする。
ついに玄関のドアに背中がついたそのとき…
ピンポーン
チャイムが鳴った。
織「あれ?こんな時間に誰だろ??…はーい!今行きまーす!」
織姫が玄関の鍵を開ける。