それぞれが泊まりたい場所を言い合う。
乱「あたしはまた織姫のとこにするわ。龍も来る？」
龍「い、いいのか！？」
乱「もちろんよ」
笑いながら返事をする乱菊。
『松本姉弟は井上織姫宅か。お前らは？』
弓「僕と一角は浅野君のところに行くので大丈夫です。」
『…くれぐれも騒ぎを起こすなよ。朽木と阿散井は？』
ル「私は一護のところに！」
『あんまり胸を張って言うな…』
恋「浦原さん、いいっすか？」
喜「しょうがないっすね！」
『残りは、私、華恋、日番谷、新炉か…』
亜莉亜がそう呟くと…
喜「亜莉亜サンはうちで！！」
……。
威勢よくそう言った喜助に、辺りは一瞬沈黙に包まれる。
『良いのか…？』
喜「もちろん。」
『すまないな。…あとのやつらも良いか？』
喜「部屋が足りないので相部屋になりますけど大丈夫っすか？」
亜莉亜は無言で頷く。
『これで全員、寝床は決まった訳か。』
一息つく亜莉亜だったが、突然乱菊が声を上げた。
乱「そうだわ！！せっかくだから、久しぶりに織姫と料理しましょ！そのためには、龍、買い物付き合って！」
龍「姉貴の料理……」
乱「いいからいいから！…隊長、もう話はありませんよね？では！」
表情を歪ませている龍を引きずり、乱菊は風のように浦原商店をあとにする。
『……』
冬「また松本が、すまねぇ。」
『…気にするな』