第二十八話 ー霊王ー
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乃「俺の見立てでいくと、恐らくあんたは"使えない"方に分けられちまってるぞ。つまり、処分対象だ。」
『…嘘だ!さては私を揺さぶる気だな?そうはいかないぞ。私は、そんな嘘に…』
乃「根拠ならあるぜ?何故霊王は、今の王属特務を公開したと思う。」
『それは……』
言葉に詰まる。
何か言い返したいのに、返せる言葉が浮かばない。
乃「王属特務を公開すれば、自然とてめぇらと護廷との繋がりが深くなる。そうなれば、護廷が対応するべき戦闘の多くに、王属特務の、特にあんたが関わることになる。つまり、あんたに及ぶ危険は倍増する。王族は常に、神影亜莉亜、てめぇの命を狙ってんだよ。」
『まさか…。』
信じられない。
いくら霊王といえど、山じいと同じで、私の育ての親でもある。
そんな事を、本当に?
いや、あり得ない。
霊王は、まだ小さかった私を大切に育ててくれた。
最近になってからこそ対立もあったが、根拠もなしに事を起こすような、そんな方じゃない。
絶対に。
ひそかに亜莉亜の瞳が力を取り戻す。
乃「なぁ、あんただって、易々と奴らに殺されたくはないだろ?俺に協力しないか。今までの戦いで、あんたには十分な実力があることは分かった。あんたは合格だ。俺たち二人で反乱を起こせば、きっと…」
『……だ…。』
俯いている亜莉亜の口が、小さく動く。
乃「なぁ…」
『お断り、だ!』
亜莉亜は顔をあげ、固い意志のこもった声で言った。
乃「なッ…!俺は、このために千年もの間…」
『お前が何年待とうが、私には関係無い。』
亜莉亜の霊圧が、徐々に上がっていく。
乃「…。」
乃雅の顔から表情が消えた。
『私は、反逆者である貴様を、始末する。ただそれだけだッ!!』
ドンッ!
一気に上り詰めた亜莉亜の霊圧。
『 卍 解!! 』
凜とした声が響き渡る。
刹那。
ザアァァッ!!
亜莉亜を中心に、凄まじい衝撃が波紋となって広がった。
辺りの木はなぎ倒され、草や葉が塵となって消えていく。
『紅麗天狂闇鬼(グレイテンキョウヤミオニ)…さぁ、黒雷乃雅。私から逃げ切れるか?』
亜莉亜は不敵な笑みをこぼした。
乃雅が一瞬だけ切なげな表情をしたのにも、気づかないまま…。
『…嘘だ!さては私を揺さぶる気だな?そうはいかないぞ。私は、そんな嘘に…』
乃「根拠ならあるぜ?何故霊王は、今の王属特務を公開したと思う。」
『それは……』
言葉に詰まる。
何か言い返したいのに、返せる言葉が浮かばない。
乃「王属特務を公開すれば、自然とてめぇらと護廷との繋がりが深くなる。そうなれば、護廷が対応するべき戦闘の多くに、王属特務の、特にあんたが関わることになる。つまり、あんたに及ぶ危険は倍増する。王族は常に、神影亜莉亜、てめぇの命を狙ってんだよ。」
『まさか…。』
信じられない。
いくら霊王といえど、山じいと同じで、私の育ての親でもある。
そんな事を、本当に?
いや、あり得ない。
霊王は、まだ小さかった私を大切に育ててくれた。
最近になってからこそ対立もあったが、根拠もなしに事を起こすような、そんな方じゃない。
絶対に。
ひそかに亜莉亜の瞳が力を取り戻す。
乃「なぁ、あんただって、易々と奴らに殺されたくはないだろ?俺に協力しないか。今までの戦いで、あんたには十分な実力があることは分かった。あんたは合格だ。俺たち二人で反乱を起こせば、きっと…」
『……だ…。』
俯いている亜莉亜の口が、小さく動く。
乃「なぁ…」
『お断り、だ!』
亜莉亜は顔をあげ、固い意志のこもった声で言った。
乃「なッ…!俺は、このために千年もの間…」
『お前が何年待とうが、私には関係無い。』
亜莉亜の霊圧が、徐々に上がっていく。
乃「…。」
乃雅の顔から表情が消えた。
『私は、反逆者である貴様を、始末する。ただそれだけだッ!!』
ドンッ!
一気に上り詰めた亜莉亜の霊圧。
『 卍 解!! 』
凜とした声が響き渡る。
刹那。
ザアァァッ!!
亜莉亜を中心に、凄まじい衝撃が波紋となって広がった。
辺りの木はなぎ倒され、草や葉が塵となって消えていく。
『紅麗天狂闇鬼(グレイテンキョウヤミオニ)…さぁ、黒雷乃雅。私から逃げ切れるか?』
亜莉亜は不敵な笑みをこぼした。
乃雅が一瞬だけ切なげな表情をしたのにも、気づかないまま…。
真実ハドレ?