第二十七話 ー決意ー
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亜莉亜は言葉を失った。
乃「チッ…邪魔なんだよ、ババア!!」
乃雅は刀を振り上げ、一気に間合いを詰めた。
『危ないッ!』
亜莉亜は咄嗟に菫をかばった。
鋭い痛みと共に、左半分の視界が真っ赤に染まる。
辺りから小さな悲鳴があがった。
菫「亜莉亜ちゃん!!」
『大丈夫、これくらい』
心配する菫に、亜莉亜は笑みを見せる。
しかしその声はかすれ、呼吸は荒い。
乃雅は亜莉亜たちを見て、ニヤリと笑った。
乃「へぇ〜、そんなに大事だったかあ?片目を失っても。……つくづく馬鹿な野郎だ。だが、隻眼で俺の相手が出来るのかよ。あぁ?」
挑発する乃雅。
しかし亜莉亜の表情はピクリとも変わらない。
『誰が片目で戦うって言ったんだ?』
亜莉亜はそう言うと、片手を左目にあて、隠した。
乃「何をする気だ。」
『さぁ、何だろうな?』
しばらくして、亜莉亜はゆっくりと左目から手を外した。
しっかりと前を見つめる青色の瞳。
乃「なっ…どういうことだ。」
狼狽える乃雅。
『私の斬魄刀の能力は"消す"こと。経過した時間を消すことだって可能だ。』
亜莉亜は飛び散った血を拭いながら答えた。
乃「つまり、俺によって切られた時間を消し、無かったことにしたってことか…。面白い!楽しくなってきたじゃねぇか!」
『それは良かったな。』
亜莉亜は余裕の表情で言った。
そのとき。
シュッ…
亜莉亜はよく知った霊圧を隣に感じた。
『拓斗!』
拓「亜莉亜、ごめん。ちょっと遅れた。」
傷だらけで拓斗は言った。
『構わない。それよりも』
亜莉亜は言葉を止めると、乃雅に聞こえないよう、静かに拓斗に耳打ちした。
拓「!…本気?」
亜莉亜の言葉を聞いた拓斗は、信じられないと言うかのように、眉を寄せた。
『あぁ、本気だ。よろしく頼む。』
拓「……分かった。亜莉亜、気を付けて。」
『お前こそ、な。』
二人は拳を合わせた。
拓斗が瞬歩でその場を後にする。
亜莉亜は切なげな表情で、それを見ていた。
乃「チッ…邪魔なんだよ、ババア!!」
乃雅は刀を振り上げ、一気に間合いを詰めた。
『危ないッ!』
亜莉亜は咄嗟に菫をかばった。
鋭い痛みと共に、左半分の視界が真っ赤に染まる。
辺りから小さな悲鳴があがった。
菫「亜莉亜ちゃん!!」
『大丈夫、これくらい』
心配する菫に、亜莉亜は笑みを見せる。
しかしその声はかすれ、呼吸は荒い。
乃雅は亜莉亜たちを見て、ニヤリと笑った。
乃「へぇ〜、そんなに大事だったかあ?片目を失っても。……つくづく馬鹿な野郎だ。だが、隻眼で俺の相手が出来るのかよ。あぁ?」
挑発する乃雅。
しかし亜莉亜の表情はピクリとも変わらない。
『誰が片目で戦うって言ったんだ?』
亜莉亜はそう言うと、片手を左目にあて、隠した。
乃「何をする気だ。」
『さぁ、何だろうな?』
しばらくして、亜莉亜はゆっくりと左目から手を外した。
しっかりと前を見つめる青色の瞳。
乃「なっ…どういうことだ。」
狼狽える乃雅。
『私の斬魄刀の能力は"消す"こと。経過した時間を消すことだって可能だ。』
亜莉亜は飛び散った血を拭いながら答えた。
乃「つまり、俺によって切られた時間を消し、無かったことにしたってことか…。面白い!楽しくなってきたじゃねぇか!」
『それは良かったな。』
亜莉亜は余裕の表情で言った。
そのとき。
シュッ…
亜莉亜はよく知った霊圧を隣に感じた。
『拓斗!』
拓「亜莉亜、ごめん。ちょっと遅れた。」
傷だらけで拓斗は言った。
『構わない。それよりも』
亜莉亜は言葉を止めると、乃雅に聞こえないよう、静かに拓斗に耳打ちした。
拓「!…本気?」
亜莉亜の言葉を聞いた拓斗は、信じられないと言うかのように、眉を寄せた。
『あぁ、本気だ。よろしく頼む。』
拓「……分かった。亜莉亜、気を付けて。」
『お前こそ、な。』
二人は拳を合わせた。
拓斗が瞬歩でその場を後にする。
亜莉亜は切なげな表情で、それを見ていた。
何を護り
何を捨てる
何を捨てる