第二十六話 ー戦闘開始ー
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杏「とにかく、一体どういう事なのか、ちゃんと教えてもらおうじゃない。」
日頃滅多に見せないような威厳を纏い、小さな体で敵と対峙する杏樹。
龍にはそれが自らの隊長の姿に重なって見えた。
龍「三、席」
声にならない声で呟く。
ふと杏樹の瞳がこちらを向く。
杏「龍も!ぼけっとしてるんじゃないわよ!!」
鋭い声で突き通され、龍はびくりと体をゆらす。
龍「なっ、ななな、何だよ!ぼけっとなんかしてねぇし!!」
杏「ここに隊長たちはいないのよ。」
杏樹はしんみりと呟いた。
龍「…ぁ?」
杏「私たちしかいないの。誰も助けてはくれない。だから、油断が示すのはただ1つ」
龍「…」
杏「"死"よ。」
龍は目を見開いた。
だがすぐにいつもの表情に戻り、口角を上げた。
龍「……仕方ねぇな〜」
そう言い、ついでに1つウインクを飛ばす龍。
杏「本当に分かってるんだか。まあいいわ。今はまず、奴等を仕留めることが優先だもの。」
杏樹の瞳が再び正面を向いた。
ル「お別れは終わりましたか。」
馬鹿にしたような視線を向けてくるルシファー。
杏樹の瞳は一瞬細まるが、すぐに余裕の表情に変わる。
杏「お別れ?あんたたちの目は節穴なのかしら。私たちはね、あんたたちを倒して、すぐに隊長たちの元に行くの。」
ル「ほほう、私たちを愚弄するとは。よほど自信があるようだ。」
杏「それはこっちの台詞よ!」
杏樹は素早く刀を構えた。
杏「乱れ咲け、彷徨花(サマヨイバナ)!」
強い風が吹き、無数の花弁が辺りを舞う。
花弁の大きさは揃っておらず、色や形もバラバラだった。
しかし、時が止まったように感じるほどそれらは美しかった。
龍「すげぇ…久しぶりに見た!」
感嘆の声を上げる。
杏「さぁ、好きなだけかかっておいで。」
杏樹はにっこりと微笑んだ。
日頃滅多に見せないような威厳を纏い、小さな体で敵と対峙する杏樹。
龍にはそれが自らの隊長の姿に重なって見えた。
龍「三、席」
声にならない声で呟く。
ふと杏樹の瞳がこちらを向く。
杏「龍も!ぼけっとしてるんじゃないわよ!!」
鋭い声で突き通され、龍はびくりと体をゆらす。
龍「なっ、ななな、何だよ!ぼけっとなんかしてねぇし!!」
杏「ここに隊長たちはいないのよ。」
杏樹はしんみりと呟いた。
龍「…ぁ?」
杏「私たちしかいないの。誰も助けてはくれない。だから、油断が示すのはただ1つ」
龍「…」
杏「"死"よ。」
龍は目を見開いた。
だがすぐにいつもの表情に戻り、口角を上げた。
龍「……仕方ねぇな〜」
そう言い、ついでに1つウインクを飛ばす龍。
杏「本当に分かってるんだか。まあいいわ。今はまず、奴等を仕留めることが優先だもの。」
杏樹の瞳が再び正面を向いた。
ル「お別れは終わりましたか。」
馬鹿にしたような視線を向けてくるルシファー。
杏樹の瞳は一瞬細まるが、すぐに余裕の表情に変わる。
杏「お別れ?あんたたちの目は節穴なのかしら。私たちはね、あんたたちを倒して、すぐに隊長たちの元に行くの。」
ル「ほほう、私たちを愚弄するとは。よほど自信があるようだ。」
杏「それはこっちの台詞よ!」
杏樹は素早く刀を構えた。
杏「乱れ咲け、彷徨花(サマヨイバナ)!」
強い風が吹き、無数の花弁が辺りを舞う。
花弁の大きさは揃っておらず、色や形もバラバラだった。
しかし、時が止まったように感じるほどそれらは美しかった。
龍「すげぇ…久しぶりに見た!」
感嘆の声を上げる。
杏「さぁ、好きなだけかかっておいで。」
杏樹はにっこりと微笑んだ。