第二十二話 ー約束ー
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『喜助、今から言うこと、お前の心だけに留めておいてくれるか。』
喜「もちろんっすよ」
いつもどおりの軽い笑顔で喜助は答えた。
『実は──』
私は、今までずっと考えていたことを、全て打ち明けた。
卍解のことも、万が一の覚悟があることも。
喜助は、亜莉亜が話し終えるまで、静かに見守っていた。
喜「そう、ですか。」
全てを知った喜助は、寂しそうに目を伏せた。
喜「もう、その意思を変えるつもりは無いんですか?」
『決めたことだ。だから、今のうちに礼を言いたくて。』
喜「亜莉亜サン、どうして……」
『?』
喜「どうして、そこまで自分を犠牲にするんスか。貴女が命をかけるほどの価値が、この世界にはあるとは」
亜莉亜は首を振った。
『あるんだ。──確かに、私はこの世界の奴らのせいで、辛い思いもした。だが、王属特務となって、お前たちと、素晴らしい仲間と出会えて、私の人生は変わった。私を認めてくれた、私を支えてくれた、そんな仲間のためなら、命を惜しいとは思わない。』
喜「──はぁ、貴女がそう思うのなら、アタシはもう何も言いません。精一杯お手伝いします。ただ、一つだけお願いがあります。」
『何だ?』
喜「絶対に死なないでください」
『!』
私の記憶の奥底が揺れた。
喜「絶対に死なないこと、それがアタシからのお願いです。」
私の視界が揺らぐ。
そう言った喜助と、誰かの姿が重なった気がした。
昔、誰かが同じようなことを言っていた。
でも、その"誰か"の姿は不鮮明で、何も…
いや、黒かった。
真っ黒な服を来ていた。
それだけは分かる。
あと身長がかなり大きかったような。
『!──まさか』
喜「もちろんっすよ」
いつもどおりの軽い笑顔で喜助は答えた。
『実は──』
私は、今までずっと考えていたことを、全て打ち明けた。
卍解のことも、万が一の覚悟があることも。
喜助は、亜莉亜が話し終えるまで、静かに見守っていた。
喜「そう、ですか。」
全てを知った喜助は、寂しそうに目を伏せた。
喜「もう、その意思を変えるつもりは無いんですか?」
『決めたことだ。だから、今のうちに礼を言いたくて。』
喜「亜莉亜サン、どうして……」
『?』
喜「どうして、そこまで自分を犠牲にするんスか。貴女が命をかけるほどの価値が、この世界にはあるとは」
亜莉亜は首を振った。
『あるんだ。──確かに、私はこの世界の奴らのせいで、辛い思いもした。だが、王属特務となって、お前たちと、素晴らしい仲間と出会えて、私の人生は変わった。私を認めてくれた、私を支えてくれた、そんな仲間のためなら、命を惜しいとは思わない。』
喜「──はぁ、貴女がそう思うのなら、アタシはもう何も言いません。精一杯お手伝いします。ただ、一つだけお願いがあります。」
『何だ?』
喜「絶対に死なないでください」
『!』
私の記憶の奥底が揺れた。
喜「絶対に死なないこと、それがアタシからのお願いです。」
私の視界が揺らぐ。
そう言った喜助と、誰かの姿が重なった気がした。
昔、誰かが同じようなことを言っていた。
でも、その"誰か"の姿は不鮮明で、何も…
いや、黒かった。
真っ黒な服を来ていた。
それだけは分かる。
あと身長がかなり大きかったような。
『!──まさか』