第二十二話 ー約束ー
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拓斗は顔をしかめた。
拓「でも、せっかくここまで来たんだから、もう少し強い相手とも手合わせしたいよね。ねぇ、一角。更木は?」
一「いねぇよ。隊首会だ。」
拓斗にあっさりと敗れたことが悔しいのか、床に座り込んだままの一角。
拓「あ、そうか。」
たしか、零番隊にも連絡が来ていたような。
納得した。
なら、ここに長居は無用だね。
帰るか。
拓斗は、十一番隊を出て、零番隊へ向かった。
開かれっぱなしの門をくぐると、すぐに杏樹が視界に入った。
拓「杏樹、亜莉亜は?」
杏「あ、今はいませんよ。さっき、浦原隊長と話があるって、出ていきました。」
そう言うと、杏樹は頬を膨らませた。
杏「本当は行ってほしくなかったんですけどね。」
拓「……そう。」
何の話だろう。
杏「それより、副隊長。一体どこに行ってたんですか?書類が片付かなくて大変だったんですから!早く執務室に戻ってください。」
杏樹に引っ張られ、拓斗は抵抗する間もなく執務室へと連行された。
喜「はい、どうぞ。」
コトン。
亜莉亜の前に、お茶の注がれた湯飲みが置かれた。
『すまないな。』
喜「いえいえ。それで、どうかしたんですか?」
喜助の言葉に、亜莉亜は俯いた。
亜莉亜は、闇鬼との"制約"についても含め、記憶の復元ができるか相談しようと思っていた。
あとは、言わずもがな。
卍解を使っても使わなくても、黒雷乃雅と本気で戦えば命の保証はないから。
でも、いざ人に話すとなると、なかなか言葉が出てこない。
駄目だな。
死ぬ覚悟なんて、とっくの昔にできているはずなのに。
喜「言いたくなかったら、言わなくてもいいっすよ。亜莉亜サンが話してくれるまで、アタシ待ちますから。」
『!』
心の奥底にあった思いが、一気に溢れ出そうとする。
私は、顔を上げ喜助を見た。
拓「でも、せっかくここまで来たんだから、もう少し強い相手とも手合わせしたいよね。ねぇ、一角。更木は?」
一「いねぇよ。隊首会だ。」
拓斗にあっさりと敗れたことが悔しいのか、床に座り込んだままの一角。
拓「あ、そうか。」
たしか、零番隊にも連絡が来ていたような。
納得した。
なら、ここに長居は無用だね。
帰るか。
拓斗は、十一番隊を出て、零番隊へ向かった。
開かれっぱなしの門をくぐると、すぐに杏樹が視界に入った。
拓「杏樹、亜莉亜は?」
杏「あ、今はいませんよ。さっき、浦原隊長と話があるって、出ていきました。」
そう言うと、杏樹は頬を膨らませた。
杏「本当は行ってほしくなかったんですけどね。」
拓「……そう。」
何の話だろう。
杏「それより、副隊長。一体どこに行ってたんですか?書類が片付かなくて大変だったんですから!早く執務室に戻ってください。」
杏樹に引っ張られ、拓斗は抵抗する間もなく執務室へと連行された。
喜「はい、どうぞ。」
コトン。
亜莉亜の前に、お茶の注がれた湯飲みが置かれた。
『すまないな。』
喜「いえいえ。それで、どうかしたんですか?」
喜助の言葉に、亜莉亜は俯いた。
亜莉亜は、闇鬼との"制約"についても含め、記憶の復元ができるか相談しようと思っていた。
あとは、言わずもがな。
卍解を使っても使わなくても、黒雷乃雅と本気で戦えば命の保証はないから。
でも、いざ人に話すとなると、なかなか言葉が出てこない。
駄目だな。
死ぬ覚悟なんて、とっくの昔にできているはずなのに。
喜「言いたくなかったら、言わなくてもいいっすよ。亜莉亜サンが話してくれるまで、アタシ待ちますから。」
『!』
心の奥底にあった思いが、一気に溢れ出そうとする。
私は、顔を上げ喜助を見た。