第二十一話 ー制約ー
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『そうか。そうだから、お前は私に』
闇「違う!主を恨んで、卍解を授けないという訳ではない。」
『なら!!』
闇「主が、我が主となったあの日、交わした制約を思い出せ。」
『卍解についての?』
闇「いや、我を持つことについての、だ。」
『……』
闇鬼を持つことについて。
私は、一体どのような制約を交わしたんだ。
いくら思い出そうとしても、私の記憶は、少したりとも形にならない。
『くそっ…』
思わず、亜莉亜は地面に座り込んだ。
闇「思い出さない限り、主に真実を話すことはできない。」
闇鬼は亜莉亜に背を向け、またゆっくりと歩き出した。
『……待て。』
闇「まだ何か用があるのか。」
亜莉亜は顔を上げた。
『本当は、知ってるんだ。卍解をしたら、どうなるのか。』
闇「我妻の坊主に話していたやつか?それならハズレだ。」
闇鬼は、前を向いたままそう言った。
『違う。あれはでっちあげだ。アイツを心配させないための』
闇「……」
『死ぬんだろ?』
亜莉亜の発した唐突な言葉に、闇鬼は何も答えない。
『卍解を使えば、莫大な霊圧を消費する。その霊圧に、私の体が耐えきれないんだろう?だから……。そうだろ?』
亜莉亜は闇鬼の答えを待つが、闇鬼はまた歩き出してしまった。
『闇鬼!待っ…』
闇「制約を、思い出せ。」
『!』
それ以降、闇鬼が言葉を発することは無かった。
結界を解いた亜莉亜は、近くの滝のふちに座り込んでいた。
"制約"
一体どんなことを約束したのだろう。
その制約と卍解との関係は何なんだ。
分からない。
何も思い出せない。
何故?
誰か教えてくれ──
いてもたってもいられなくなり、私は立ち上がった。
闇「違う!主を恨んで、卍解を授けないという訳ではない。」
『なら!!』
闇「主が、我が主となったあの日、交わした制約を思い出せ。」
『卍解についての?』
闇「いや、我を持つことについての、だ。」
『……』
闇鬼を持つことについて。
私は、一体どのような制約を交わしたんだ。
いくら思い出そうとしても、私の記憶は、少したりとも形にならない。
『くそっ…』
思わず、亜莉亜は地面に座り込んだ。
闇「思い出さない限り、主に真実を話すことはできない。」
闇鬼は亜莉亜に背を向け、またゆっくりと歩き出した。
『……待て。』
闇「まだ何か用があるのか。」
亜莉亜は顔を上げた。
『本当は、知ってるんだ。卍解をしたら、どうなるのか。』
闇「我妻の坊主に話していたやつか?それならハズレだ。」
闇鬼は、前を向いたままそう言った。
『違う。あれはでっちあげだ。アイツを心配させないための』
闇「……」
『死ぬんだろ?』
亜莉亜の発した唐突な言葉に、闇鬼は何も答えない。
『卍解を使えば、莫大な霊圧を消費する。その霊圧に、私の体が耐えきれないんだろう?だから……。そうだろ?』
亜莉亜は闇鬼の答えを待つが、闇鬼はまた歩き出してしまった。
『闇鬼!待っ…』
闇「制約を、思い出せ。」
『!』
それ以降、闇鬼が言葉を発することは無かった。
結界を解いた亜莉亜は、近くの滝のふちに座り込んでいた。
"制約"
一体どんなことを約束したのだろう。
その制約と卍解との関係は何なんだ。
分からない。
何も思い出せない。
何故?
誰か教えてくれ──
いてもたってもいられなくなり、私は立ち上がった。