第二十一話 ー制約ー
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「お前の隊から実験体をよこすんだネ!」
「良い訳がないだろ!」
ここは、技術開発局。
尸魂界の技術の全てが集まり、新たな技術が作り出されている。そんな場所で、激しく争う死神が二人。
この争いは、もう数十分ほど続いているようだったが、それを止めようとする者は一人もいなかった。
だが、止めたくないから誰も止めないというわけではない。
声も霊圧も張り上げて争う二人は、他の隊員から見てみると、迷惑で仕方がない。
そう、誰もがこの争いが止まることを願っていた。
しかし誰も注意できない。
一方は、意地悪そうなハスキーな声に、変わった被り物をした男。
一方は、凛とした、だが重みのある声に、変わった色の長い髪をもつ女。
隊首羽織を羽織ること二人に、誰が口を出せようか。
──ということで、二人の争いはずっと続いていたのだ。
『ったく、何度言えば分かるんだ!実験体は出さない!!』
マ「なんだネ!それが人に物を頼む態度か?仕方ない。それではお前を実験体にするとしよう。」
『そんなに実験体が欲しいか?条件を付けねば、霊圧遮断空間の一つも作れないのか?このやぶ化学者め!』
マ「なっ!?失敬な!お前のバカみたいに膨大な霊圧を遮る空間を作るために、どれだけ私が苦労すると思っているのかネ!」
『チッ…やっぱこいつじゃ駄目だったか。』
私は涅に聞こえないような、小さな声で呟いた。
だが、霊圧遮断空間を作ってもらわなきゃ、本気で修行ができないんだよな。
いくら森とか、洞窟とか、地下とかでやったって、私の能力上、全て消えてしまうのがオチ。
しかし、涅が言うように、隊員を実験体として差し出すことなんて、論外。
どうしたものか。
私がそう思い悩んでいると、ふいによく知る霊圧が近くに現れた。
「良い訳がないだろ!」
ここは、技術開発局。
尸魂界の技術の全てが集まり、新たな技術が作り出されている。そんな場所で、激しく争う死神が二人。
この争いは、もう数十分ほど続いているようだったが、それを止めようとする者は一人もいなかった。
だが、止めたくないから誰も止めないというわけではない。
声も霊圧も張り上げて争う二人は、他の隊員から見てみると、迷惑で仕方がない。
そう、誰もがこの争いが止まることを願っていた。
しかし誰も注意できない。
一方は、意地悪そうなハスキーな声に、変わった被り物をした男。
一方は、凛とした、だが重みのある声に、変わった色の長い髪をもつ女。
隊首羽織を羽織ること二人に、誰が口を出せようか。
──ということで、二人の争いはずっと続いていたのだ。
『ったく、何度言えば分かるんだ!実験体は出さない!!』
マ「なんだネ!それが人に物を頼む態度か?仕方ない。それではお前を実験体にするとしよう。」
『そんなに実験体が欲しいか?条件を付けねば、霊圧遮断空間の一つも作れないのか?このやぶ化学者め!』
マ「なっ!?失敬な!お前のバカみたいに膨大な霊圧を遮る空間を作るために、どれだけ私が苦労すると思っているのかネ!」
『チッ…やっぱこいつじゃ駄目だったか。』
私は涅に聞こえないような、小さな声で呟いた。
だが、霊圧遮断空間を作ってもらわなきゃ、本気で修行ができないんだよな。
いくら森とか、洞窟とか、地下とかでやったって、私の能力上、全て消えてしまうのがオチ。
しかし、涅が言うように、隊員を実験体として差し出すことなんて、論外。
どうしたものか。
私がそう思い悩んでいると、ふいによく知る霊圧が近くに現れた。