第二十話 ー強さのためにー
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トントン…
拓「入るよー。」
執務室のドアを軽くノックした拓斗は、そう言ってドアを開け、中に入った。
『ちょ、一体何を…』
「「「「隊長、副隊長、申し訳ありませんでした!!」」」」
『!』
隊員たちが一斉に、亜莉亜たちに頭を下げた。
驚いて目を見開く亜莉亜を見て、拓斗はにこにこと微笑んでいる。
「あの、まだ吉沢さんのこと、ちゃんと謝れてなかったので…」
一人の隊員が説明をする。
それを聞いた亜莉亜は、フッと表情を緩めた。
「……隊長に酷いこと言って、すみませんでした。俺ら、隊長の事、何も分かっていませんでした。」
元湖娘派の一人が言った。
「隊長は前と何も変わっていなかったのに、信じれなくてすみませんでした。あれじゃ、私たちが隊長や副隊長を裏切ったのと…変わらないと思って。申し訳なくて」
一年前から一緒にいた隊員たちが、続けて言った。
『いい、もう…』
俯き、静かに首を振る亜莉亜。
もういいんだ。
そう亜莉亜が言おうとしたとき、一人の隊員がそれを遮った。
新「隊長、ありがとうございました。こんな俺を助けてくれて。」
『新炉……』
新「俺、最初は隊長が大嫌いで──現世に行った理由も、隊長を暗殺しようって」
拓「は?」
"暗殺"というキーワードに、拓斗が敏感に反応する。
『いい、分かってた』
拓「はぁ!?」
拓斗は驚くものの、仕方ないというように息をつく。
新「でも今は違います。隊長の事、心から尊敬してます。これからは心を入れ換えて働きます」
新炉はそう言って、穏やかに笑った。
『──お前も笑うんだな』
新「はい?」
『入隊してから一度も笑っているのを見たことがなかったから』
亜莉亜の言葉には新炉ははっとする。
新「よく、見て下さってたんですね」
『勿論だ。いくら馬鹿でも、お前らは私の隊員なんだからな。』
感動している新炉や他の隊員たちに、亜莉亜は困ったように微笑んだ。
拓「入るよー。」
執務室のドアを軽くノックした拓斗は、そう言ってドアを開け、中に入った。
『ちょ、一体何を…』
「「「「隊長、副隊長、申し訳ありませんでした!!」」」」
『!』
隊員たちが一斉に、亜莉亜たちに頭を下げた。
驚いて目を見開く亜莉亜を見て、拓斗はにこにこと微笑んでいる。
「あの、まだ吉沢さんのこと、ちゃんと謝れてなかったので…」
一人の隊員が説明をする。
それを聞いた亜莉亜は、フッと表情を緩めた。
「……隊長に酷いこと言って、すみませんでした。俺ら、隊長の事、何も分かっていませんでした。」
元湖娘派の一人が言った。
「隊長は前と何も変わっていなかったのに、信じれなくてすみませんでした。あれじゃ、私たちが隊長や副隊長を裏切ったのと…変わらないと思って。申し訳なくて」
一年前から一緒にいた隊員たちが、続けて言った。
『いい、もう…』
俯き、静かに首を振る亜莉亜。
もういいんだ。
そう亜莉亜が言おうとしたとき、一人の隊員がそれを遮った。
新「隊長、ありがとうございました。こんな俺を助けてくれて。」
『新炉……』
新「俺、最初は隊長が大嫌いで──現世に行った理由も、隊長を暗殺しようって」
拓「は?」
"暗殺"というキーワードに、拓斗が敏感に反応する。
『いい、分かってた』
拓「はぁ!?」
拓斗は驚くものの、仕方ないというように息をつく。
新「でも今は違います。隊長の事、心から尊敬してます。これからは心を入れ換えて働きます」
新炉はそう言って、穏やかに笑った。
『──お前も笑うんだな』
新「はい?」
『入隊してから一度も笑っているのを見たことがなかったから』
亜莉亜の言葉には新炉ははっとする。
新「よく、見て下さってたんですね」
『勿論だ。いくら馬鹿でも、お前らは私の隊員なんだからな。』
感動している新炉や他の隊員たちに、亜莉亜は困ったように微笑んだ。
もう少し
幸せなままで
幸せなままで