第十九話 ー正体ー
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そう亜莉亜が認識したと同時に、亜莉亜の前に人影が現れた。
『ッ!』
キィィン!!
降り注ぐ敵の刃を、亜莉亜は間一髪で受け止めた。
乃「なかなか良い反応するじゃねーか。だけど。うーん、ギリギリって感じだな。」
乃雅は斬魄刀に力を込める。
『重い……!』
押され気味の亜莉亜。
だが次の瞬間。
闇鬼とは別の刀が、乃雅の刀を振り払っていた。
拓「女の子を力で押すってのは、ちょっと卑怯なんじゃない?」
力ずくで乃雅の刀を弾いた拓斗は、亜莉亜を背に、乃雅に刀を向けた。
乃「へっ、何にも分かってないな、ガキがよぉ!この世は力が全て!女だろうが、男だろうが関係ねぇ。弱い奴に、生きる資格はないんだよ!!」
そう言うと、乃雅は再び姿を消した。
『……』
亜莉亜は乃雅の残像を必死に追う。
刹那、拓斗に向かって乃雅の刃が下ろされた。
乃「バイバーイ。」
拓「!」
拓斗は雷神を振るうが、間に合わない。
ビシャッ…!
真っ赤な鮮血が拓斗の視界を覆った。
拓「亜莉亜!?何、で──」
拓斗は亜莉亜の後ろ姿を見て、目を見開いた。
亜莉亜の右腕が、真っ赤に染まっていく。
『もう、あんな思いはごめんだ。』
亜莉亜は、乃雅の方を向いたまま、静かに答えた。
拓「……」
拓斗の脳裏に、以前自分が湖娘によって重傷を負わされた時のことが浮かんだ。
乃「素晴らしい絆だな。だけど、その傷で、いつまでもつか?」
『口数の減らない奴だな。こんな傷、どうってことないさ。誰かさんが思い切り斬ってくれたお蔭で、感覚が麻痺して痛みも無い』
亜莉亜は左手に斬魄刀を握った。
乃「この俺相手に、片腕で勝負を挑もうとは。根性だけは一人前だな。」
『……』
乃雅が斬り込んでくると感じた亜莉亜は、サッと刀を持ち上げた。
『ッ!』
キィィン!!
降り注ぐ敵の刃を、亜莉亜は間一髪で受け止めた。
乃「なかなか良い反応するじゃねーか。だけど。うーん、ギリギリって感じだな。」
乃雅は斬魄刀に力を込める。
『重い……!』
押され気味の亜莉亜。
だが次の瞬間。
闇鬼とは別の刀が、乃雅の刀を振り払っていた。
拓「女の子を力で押すってのは、ちょっと卑怯なんじゃない?」
力ずくで乃雅の刀を弾いた拓斗は、亜莉亜を背に、乃雅に刀を向けた。
乃「へっ、何にも分かってないな、ガキがよぉ!この世は力が全て!女だろうが、男だろうが関係ねぇ。弱い奴に、生きる資格はないんだよ!!」
そう言うと、乃雅は再び姿を消した。
『……』
亜莉亜は乃雅の残像を必死に追う。
刹那、拓斗に向かって乃雅の刃が下ろされた。
乃「バイバーイ。」
拓「!」
拓斗は雷神を振るうが、間に合わない。
ビシャッ…!
真っ赤な鮮血が拓斗の視界を覆った。
拓「亜莉亜!?何、で──」
拓斗は亜莉亜の後ろ姿を見て、目を見開いた。
亜莉亜の右腕が、真っ赤に染まっていく。
『もう、あんな思いはごめんだ。』
亜莉亜は、乃雅の方を向いたまま、静かに答えた。
拓「……」
拓斗の脳裏に、以前自分が湖娘によって重傷を負わされた時のことが浮かんだ。
乃「素晴らしい絆だな。だけど、その傷で、いつまでもつか?」
『口数の減らない奴だな。こんな傷、どうってことないさ。誰かさんが思い切り斬ってくれたお蔭で、感覚が麻痺して痛みも無い』
亜莉亜は左手に斬魄刀を握った。
乃「この俺相手に、片腕で勝負を挑もうとは。根性だけは一人前だな。」
『……』
乃雅が斬り込んでくると感じた亜莉亜は、サッと刀を持ち上げた。