第十九話 ー正体ー
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刹那。
ドンッ!
大きな音と共に、黒い壁が破られた。
『──断空ッ!』
亜莉亜は咄嗟に鬼道を放ち、乃雅の攻撃を受け止める。
乃「フッ…面白いじゃねーか。これを受け止めたのは、お前が初めてだぜ!」
亜莉亜の反応を見た乃雅が、嬉しそうにそう言った。
『それはどうも。』
さも余裕であるかのように振る舞う亜莉亜だが、拓斗は、亜莉亜がかなり焦っていることを感じていた。
拓「(亜莉亜でさえも、全力の鬼道でやっと防御ができるだけなんて。おかしい、奴は強すぎる。)」
乃「やっぱりお前らは、ルシファーが言ってた通り、殺りがいがありそうだ。零番隊隊長神影亜莉亜に、零番隊副隊長我妻拓斗。」
乃雅は不敵な笑みを浮かべた。
『…ということは、お前が"あのお方"で間違いないんだな?叉夜──叉夜はどこへやった!』
亜莉亜が叫んだ。
拓斗はそれを静かに見守っている。
乃「教えてほしいか?小娘め。」
乃雅は一瞬だけ笑うと、冷酷な表情で口を開いた。
乃「残念だなぁ。吸収したんだよ、俺が。」
『吸、収……』
拓「!?」
衝撃的な言葉に、二人は呆然と立ち尽くす。
乃「叉夜だけじゃねぇ。ルシファーやマンモン、アスモデウス、それにベルゼブブやベルフェゴール、レヴィアタンもだ。全員、俺が吸収した。──ま、厳密に言えば、吸収したのは奴等の魂だけだがな。」
『……』
魂を吸収した、だと?
乃「もっと教えてほしいか?」
乃雅は亜莉亜たちをからかうかのように、口角を上げた。
亜莉亜は何も答えない。
乃「何がなんでも、俺には頼みたくはないって顔だな。でも本当は知りたくて仕方がない。そうだろ?いいぞ、教えてやっても。但し、俺を倒せたら、だがなぁ!」
フッと乃雅の姿が消えた。
いや、消えたんじゃない。
これは瞬歩──
ドンッ!
大きな音と共に、黒い壁が破られた。
『──断空ッ!』
亜莉亜は咄嗟に鬼道を放ち、乃雅の攻撃を受け止める。
乃「フッ…面白いじゃねーか。これを受け止めたのは、お前が初めてだぜ!」
亜莉亜の反応を見た乃雅が、嬉しそうにそう言った。
『それはどうも。』
さも余裕であるかのように振る舞う亜莉亜だが、拓斗は、亜莉亜がかなり焦っていることを感じていた。
拓「(亜莉亜でさえも、全力の鬼道でやっと防御ができるだけなんて。おかしい、奴は強すぎる。)」
乃「やっぱりお前らは、ルシファーが言ってた通り、殺りがいがありそうだ。零番隊隊長神影亜莉亜に、零番隊副隊長我妻拓斗。」
乃雅は不敵な笑みを浮かべた。
『…ということは、お前が"あのお方"で間違いないんだな?叉夜──叉夜はどこへやった!』
亜莉亜が叫んだ。
拓斗はそれを静かに見守っている。
乃「教えてほしいか?小娘め。」
乃雅は一瞬だけ笑うと、冷酷な表情で口を開いた。
乃「残念だなぁ。吸収したんだよ、俺が。」
『吸、収……』
拓「!?」
衝撃的な言葉に、二人は呆然と立ち尽くす。
乃「叉夜だけじゃねぇ。ルシファーやマンモン、アスモデウス、それにベルゼブブやベルフェゴール、レヴィアタンもだ。全員、俺が吸収した。──ま、厳密に言えば、吸収したのは奴等の魂だけだがな。」
『……』
魂を吸収した、だと?
乃「もっと教えてほしいか?」
乃雅は亜莉亜たちをからかうかのように、口角を上げた。
亜莉亜は何も答えない。
乃「何がなんでも、俺には頼みたくはないって顔だな。でも本当は知りたくて仕方がない。そうだろ?いいぞ、教えてやっても。但し、俺を倒せたら、だがなぁ!」
フッと乃雅の姿が消えた。
いや、消えたんじゃない。
これは瞬歩──