第十八話 ー危惧ー
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バサッ…
慣れた手つきで死覇装を身に纏う。
素早く帯を結び、副官章をつけると、拓斗は斬魄刀を片手に、我妻家の屋敷を飛び出した。
始業時間には、ギリギリ間に合うかな?
瞬歩で零番隊隊舎に向かいながらも、拓斗は時間を気にする。
昨晩から"あのお方"について調べていたのだが、いつしか資料を読むことに夢中になってしまい、気がつくと朝──そう、遅刻寸前というわけなのだ。
拓「流石に、副隊長が遅刻ってのはまずいよね。急がなきゃ。」
拓斗は瞬歩のスピードを上げた。
『なかなか見つからないもんだな。』
私はため息をついた。
目の前の机にはこれでもかというほど大量の資料が並べてある。
ここは大霊書回廊である。
夢で見た"謎の男"について調べるため、他隊の副隊長たちと共に資料をあさっていた私だったが…
乱「……やだぁ…も、食べれなぁい…」
イ「……あぁぁ…書類の山が…ぐはっ…」
恋「……忠犬じゃ…ねーし…」
修「……原稿が…記事が…」
松本、吉良、阿散井、槍佐木の四人は既に"夢の中"である。
それも数時間前から。
ま、仕方ないといえば仕方ない事だが。
──ん?
確か、ここに来て資料を探し始めたのが夜中の2時過ぎだったよな。
あれから数時間が経ったってことは。
『伊勢!』
七「どうかしましたか?」
高い本棚の向こうから、七緒が顔を出した。
『今の時間、分かるか?』
私は焦りながらそう聞いた。
七「えっと、8時25分、ですね。始業時刻5分前です!
」
『!』
しまった。
隊長が遅刻だなんて、洒落にならない。
七「神影隊長は先に隊舎にお向かいください。」
私の考えを見越してか、伊勢がありがたい提案をしてくれる。
七「乱菊さんたちのことは、私が面倒見ますから。」
『だっ、だが、伊勢が遅刻してしまうだろう?ここは一発、鬼道で起こして…』
私は鬼道の構えをとった。
慣れた手つきで死覇装を身に纏う。
素早く帯を結び、副官章をつけると、拓斗は斬魄刀を片手に、我妻家の屋敷を飛び出した。
始業時間には、ギリギリ間に合うかな?
瞬歩で零番隊隊舎に向かいながらも、拓斗は時間を気にする。
昨晩から"あのお方"について調べていたのだが、いつしか資料を読むことに夢中になってしまい、気がつくと朝──そう、遅刻寸前というわけなのだ。
拓「流石に、副隊長が遅刻ってのはまずいよね。急がなきゃ。」
拓斗は瞬歩のスピードを上げた。
『なかなか見つからないもんだな。』
私はため息をついた。
目の前の机にはこれでもかというほど大量の資料が並べてある。
ここは大霊書回廊である。
夢で見た"謎の男"について調べるため、他隊の副隊長たちと共に資料をあさっていた私だったが…
乱「……やだぁ…も、食べれなぁい…」
イ「……あぁぁ…書類の山が…ぐはっ…」
恋「……忠犬じゃ…ねーし…」
修「……原稿が…記事が…」
松本、吉良、阿散井、槍佐木の四人は既に"夢の中"である。
それも数時間前から。
ま、仕方ないといえば仕方ない事だが。
──ん?
確か、ここに来て資料を探し始めたのが夜中の2時過ぎだったよな。
あれから数時間が経ったってことは。
『伊勢!』
七「どうかしましたか?」
高い本棚の向こうから、七緒が顔を出した。
『今の時間、分かるか?』
私は焦りながらそう聞いた。
七「えっと、8時25分、ですね。始業時刻5分前です!
」
『!』
しまった。
隊長が遅刻だなんて、洒落にならない。
七「神影隊長は先に隊舎にお向かいください。」
私の考えを見越してか、伊勢がありがたい提案をしてくれる。
七「乱菊さんたちのことは、私が面倒見ますから。」
『だっ、だが、伊勢が遅刻してしまうだろう?ここは一発、鬼道で起こして…』
私は鬼道の構えをとった。