第一話 ー新たな始まりー
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山「これにて隊首会をお開きとする。」
集まった隊長たちがぞろぞろと帰る中、亜莉亜は一人、複雑な表情を浮かべながら立ちすくんでいた。
冬「神影?どうかしたか?」
冬獅郎が心配そうに声をかける。
『どうもしない訳がないだろう。こんなこと、ありえない。』
冬「貴族出身の隊員のうち、希望者を全員零番隊に入れる、ってやつか?」
『それ以外に何がある。』
亜莉亜は深いため息をつく。
今日の隊首会で山じいから言われたこと。
それが、今年の新入隊員のうち、貴族出身かつ零番隊を希望している者をすべて、零番隊に入隊させるということだった。
四十六室の貴族たちの策略であり、貴族たちが王族に頼み込み、しかも王族が許可を出してしまったための惨状だった。
『今まで零番隊は、厳しい条件の下、本当に優秀な隊員だけを選抜して入隊させてきた。だからこその実力だ。なのに、その威厳を得るためだけにカスが入ってくるんだぞ?』
私には耐えられないと、キッパリ言う亜莉亜。
冬「王族は、本当に許可したのか?」
『お偉いさんは金に弱いからな。どうせそんなだろう』
亜莉亜の皮肉めいた言葉に、冬獅郎は口を閉ざす。
冬「…ま、神影だったらどうにかなるさ。」
『そうだといいんだがな。』
集まった隊長たちがぞろぞろと帰る中、亜莉亜は一人、複雑な表情を浮かべながら立ちすくんでいた。
冬「神影?どうかしたか?」
冬獅郎が心配そうに声をかける。
『どうもしない訳がないだろう。こんなこと、ありえない。』
冬「貴族出身の隊員のうち、希望者を全員零番隊に入れる、ってやつか?」
『それ以外に何がある。』
亜莉亜は深いため息をつく。
今日の隊首会で山じいから言われたこと。
それが、今年の新入隊員のうち、貴族出身かつ零番隊を希望している者をすべて、零番隊に入隊させるということだった。
四十六室の貴族たちの策略であり、貴族たちが王族に頼み込み、しかも王族が許可を出してしまったための惨状だった。
『今まで零番隊は、厳しい条件の下、本当に優秀な隊員だけを選抜して入隊させてきた。だからこその実力だ。なのに、その威厳を得るためだけにカスが入ってくるんだぞ?』
私には耐えられないと、キッパリ言う亜莉亜。
冬「王族は、本当に許可したのか?」
『お偉いさんは金に弱いからな。どうせそんなだろう』
亜莉亜の皮肉めいた言葉に、冬獅郎は口を閉ざす。
冬「…ま、神影だったらどうにかなるさ。」
『そうだといいんだがな。』