第十七話 ー夢ー
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ここは一体どこだ?
ぼんやりと立っている私。
辺りに広がるのは、薄暗い森。
正面には、異様な空気を放つ、洞窟のようなものが見える。
”行こう”
そんなことは少しも思っていなかったはずなのに、何故か私の足は洞窟へと吸い込まれていった。
バサバサ…
私を警戒して、洞窟の中にいたコウモリたちが飛び回る。
だが、私の足は止まらない。
そのまましばらく歩くと、少し開けた空間が現れた。
見回すと、周りの岩や鍾乳洞には、所狭しと札が貼られている。
その札の一枚に、そっと手を触れる。
封印の鬼道を発動・保持させるもの、か?
なら、ここには誰か又は何かが、封印されているということになる。
私は、薄暗いこの空間で目をこらした。
視界の隅に、石でできた棺のようなものが映った。
私は札から手を離し、静かにその棺のもとへ向かう。
これは?
棺のふたが、微妙にずれている。
誰かのいたずらだろうか。
元に戻してやろうとして、私は棺のふたに触れた。
そのとたん…
ガシャァァン…!
大きな音を立てて、ふたが棺から滑り落ち、その衝撃で砕け散った。
一瞬にして、棺の中身があらわになる。
そこには、何もなかった。
私は、驚くと同時に、背後に何者かの気配を感じた。
重い威圧感に、私の背中には冷たい汗が流れる。
カチャッ…
刀を揺らす音が聞こえるものの、私は少しも動けずにいた。
ヒュッ!
刹那、風を切る音がして、私の体は激しい痛みに襲われた。
力なく倒れる私。
朦朧とする意識の中、私の顔を誰かが覗き込んだ。
目が霞んで、相手の姿はぼんやりとしか見えないが、白っぽい髪に、黄色いような目の、男だということは分かった。
その男は、私を見てニヤリと笑うと、口を開いた。
「神影亜莉亜!お前は俺が殺す…ッ!」
男は、鮮血を滴らせている刀を振り上げ、私に真っ直ぐと突き刺した。
ぼんやりと立っている私。
辺りに広がるのは、薄暗い森。
正面には、異様な空気を放つ、洞窟のようなものが見える。
”行こう”
そんなことは少しも思っていなかったはずなのに、何故か私の足は洞窟へと吸い込まれていった。
バサバサ…
私を警戒して、洞窟の中にいたコウモリたちが飛び回る。
だが、私の足は止まらない。
そのまましばらく歩くと、少し開けた空間が現れた。
見回すと、周りの岩や鍾乳洞には、所狭しと札が貼られている。
その札の一枚に、そっと手を触れる。
封印の鬼道を発動・保持させるもの、か?
なら、ここには誰か又は何かが、封印されているということになる。
私は、薄暗いこの空間で目をこらした。
視界の隅に、石でできた棺のようなものが映った。
私は札から手を離し、静かにその棺のもとへ向かう。
これは?
棺のふたが、微妙にずれている。
誰かのいたずらだろうか。
元に戻してやろうとして、私は棺のふたに触れた。
そのとたん…
ガシャァァン…!
大きな音を立てて、ふたが棺から滑り落ち、その衝撃で砕け散った。
一瞬にして、棺の中身があらわになる。
そこには、何もなかった。
私は、驚くと同時に、背後に何者かの気配を感じた。
重い威圧感に、私の背中には冷たい汗が流れる。
カチャッ…
刀を揺らす音が聞こえるものの、私は少しも動けずにいた。
ヒュッ!
刹那、風を切る音がして、私の体は激しい痛みに襲われた。
力なく倒れる私。
朦朧とする意識の中、私の顔を誰かが覗き込んだ。
目が霞んで、相手の姿はぼんやりとしか見えないが、白っぽい髪に、黄色いような目の、男だということは分かった。
その男は、私を見てニヤリと笑うと、口を開いた。
「神影亜莉亜!お前は俺が殺す…ッ!」
男は、鮮血を滴らせている刀を振り上げ、私に真っ直ぐと突き刺した。