第十四話 ーカウントダウンー
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もうあんな奴らに関わりたくない。
前からいた隊員たちだって、そうだ。
私とお前たちが築いてきたものは、一体なんだったんだ。
噂なんかで簡単に崩れるような、そんな脆いものだったのか。
私は、お前たちを護り、大切に育てようと、努めてきたのに。
──もういい。
お前たちに期待はしない。
絆なんて、無かったんだ。
思い出なんて、過去の話。
所詮は他人同士、いつかは必ず離れていく。
信じられるのは己の実力のみ。
それでいい。それでこそ零番隊だ。
護る必要なんて……
冬「地獄蝶、か。」
空中で、空座町に異常が無いか見回っていた冬獅郎は、自分に向かってヒラヒラと飛んでくる一羽の蝶に気がついた。
それを指先に留め、伝言を聞く。
蝶は冬獅郎に伝言を伝え終わると、空に飛び立っていった。
冬「実戦訓練──」
確かに、隊員たちの技術力を上げるため、現世で実戦訓練をすることは少なくない。
だが、なぜこの時期なのだろう。
神影は何を考えてるんだ。
乱「隊長~!」
よく知っている声が聞こえ、ふと見下ろしてみると、松本が俺に手を振っていた。
乱「何か異常ありました~?」
冬「異常があったら、こんな所でゆっくりしてる訳がねぇだろうが。…それよりも」
俺は、地面に降り、松本に地獄蝶からの伝言を伝えた。
乱「流石、零番隊ですね。こんな時期にも実戦訓練なんて。」
冬「……」
乱「隊長?」
よほど俺が難しい顔でもしていたのだろう。
松本が心配そうに、俺の顔を覗き込んでいる。
冬「何かある気がする。普通だったら、あの神影がこんな決定をするわけがない。」
乱「でも、やっぱり零番隊の価値観って私たちとは少し違うじゃないですか。」
零番隊らしいんじゃないですか~?と、笑う松本。
だけど俺は、素直に返事をすることができなかった。
叉「おにいちゃんすごい!!」
龍「だろだろ?」
井上織姫宅で、俺は叉夜の相手をしていた。
子供の相手って、結構楽しいんだよな。
小さなことでも、ものすごく驚いて、喜んでくれるし。
前からいた隊員たちだって、そうだ。
私とお前たちが築いてきたものは、一体なんだったんだ。
噂なんかで簡単に崩れるような、そんな脆いものだったのか。
私は、お前たちを護り、大切に育てようと、努めてきたのに。
──もういい。
お前たちに期待はしない。
絆なんて、無かったんだ。
思い出なんて、過去の話。
所詮は他人同士、いつかは必ず離れていく。
信じられるのは己の実力のみ。
それでいい。それでこそ零番隊だ。
護る必要なんて……
冬「地獄蝶、か。」
空中で、空座町に異常が無いか見回っていた冬獅郎は、自分に向かってヒラヒラと飛んでくる一羽の蝶に気がついた。
それを指先に留め、伝言を聞く。
蝶は冬獅郎に伝言を伝え終わると、空に飛び立っていった。
冬「実戦訓練──」
確かに、隊員たちの技術力を上げるため、現世で実戦訓練をすることは少なくない。
だが、なぜこの時期なのだろう。
神影は何を考えてるんだ。
乱「隊長~!」
よく知っている声が聞こえ、ふと見下ろしてみると、松本が俺に手を振っていた。
乱「何か異常ありました~?」
冬「異常があったら、こんな所でゆっくりしてる訳がねぇだろうが。…それよりも」
俺は、地面に降り、松本に地獄蝶からの伝言を伝えた。
乱「流石、零番隊ですね。こんな時期にも実戦訓練なんて。」
冬「……」
乱「隊長?」
よほど俺が難しい顔でもしていたのだろう。
松本が心配そうに、俺の顔を覗き込んでいる。
冬「何かある気がする。普通だったら、あの神影がこんな決定をするわけがない。」
乱「でも、やっぱり零番隊の価値観って私たちとは少し違うじゃないですか。」
零番隊らしいんじゃないですか~?と、笑う松本。
だけど俺は、素直に返事をすることができなかった。
叉「おにいちゃんすごい!!」
龍「だろだろ?」
井上織姫宅で、俺は叉夜の相手をしていた。
子供の相手って、結構楽しいんだよな。
小さなことでも、ものすごく驚いて、喜んでくれるし。