第十三話 ー変化ー
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拓「亜莉亜ならそこで寝てるけど──君は?」
拓斗は不審な目を、京楽たちの連れてきた隊員に向ける。
隊「あ…あの、八番隊平隊員の佐藤と言います。」
おどおどと隊士が答えた。
七「彼女は、今から神影隊長にお話しすることについて重要な…」
八番隊副隊長である七緒が、自隊の隊員をフォローしようとするが、拓斗は黙って首を振る。
拓「そういうことじゃない。亜莉亜と話す前に確認しておきたいんだけど、君は、あの”噂”を信じてる?」
京「……」
3人のやりとりを聞いていた京楽は、拓斗の言葉に視線を上げた。
拓「君が重要な情報を持っていようと無かろうと、君が亜莉亜を傷つける行動を取るようなら、亜莉亜に会わせたくないんだよね」
真剣な表情の拓斗に、辺りの空気が静まり返った。
隊「わ、私は…」
ガチガチに固まっている隊員。
『──拓斗、もういい。』
突然、ソファーの方から声がした。
隊「!…神影隊長」
拓「あーあ、起きちゃった、か。」
『佐藤、とか言ったか?噂を信じたければ、勝手にしたらいい。何を信じ、何を敵とするか。それは自分自身で決めることだ。』
隊「!?」
『だが、それが全てだと思うな。人の言葉は絶対ではない。自らの目で、耳で、感性で、見極めることを勧める。』
隊「……。」
隊員は、呆気にとられている。
京「ははっ、流石亜莉亜ちゃんだねぇ。ぐっすり眠ってたんじゃなかったの?」
『お前たちが入ってきた時点で目が覚めた。』
亜莉亜はソファーに腰掛ける。
『拓斗、ありがとうな。』
亜莉亜はふっと微笑む。
拓「どういたしまして。」
亜莉亜の気持ちを、拓斗は素直に受け止めた。
先ほどとは打って変わって、穏やかな空気が隊首室内に漂う。
隊「私、決めました!」
『ん?』
首をかしげる亜莉亜に、京楽が笑みを浮かべる。
隊「…私、神影隊長を信じます!」
『そう──』
隊「だって、こんなに素敵な人が、あんな”噂”みたいなことをするわけがないじゃないですか。」
そう言って、にっこりと笑う。
京「いつの間にか味方を増やしちゃう、これぞまさに亜莉亜ちゃん効果だねぇ。」
京楽が軽快に笑う。
『褒めても何も出ないからな。』
亜莉亜の顔にも、自然と笑顔が浮かぶ。
本当はいつまでもこの優しい空気の余韻に浸っていたかった亜莉亜だが、流石にそういうわけにもいかない。
亜莉亜はひと段落してから、本題を切り出した。
『それで、話とは?』
拓斗は不審な目を、京楽たちの連れてきた隊員に向ける。
隊「あ…あの、八番隊平隊員の佐藤と言います。」
おどおどと隊士が答えた。
七「彼女は、今から神影隊長にお話しすることについて重要な…」
八番隊副隊長である七緒が、自隊の隊員をフォローしようとするが、拓斗は黙って首を振る。
拓「そういうことじゃない。亜莉亜と話す前に確認しておきたいんだけど、君は、あの”噂”を信じてる?」
京「……」
3人のやりとりを聞いていた京楽は、拓斗の言葉に視線を上げた。
拓「君が重要な情報を持っていようと無かろうと、君が亜莉亜を傷つける行動を取るようなら、亜莉亜に会わせたくないんだよね」
真剣な表情の拓斗に、辺りの空気が静まり返った。
隊「わ、私は…」
ガチガチに固まっている隊員。
『──拓斗、もういい。』
突然、ソファーの方から声がした。
隊「!…神影隊長」
拓「あーあ、起きちゃった、か。」
『佐藤、とか言ったか?噂を信じたければ、勝手にしたらいい。何を信じ、何を敵とするか。それは自分自身で決めることだ。』
隊「!?」
『だが、それが全てだと思うな。人の言葉は絶対ではない。自らの目で、耳で、感性で、見極めることを勧める。』
隊「……。」
隊員は、呆気にとられている。
京「ははっ、流石亜莉亜ちゃんだねぇ。ぐっすり眠ってたんじゃなかったの?」
『お前たちが入ってきた時点で目が覚めた。』
亜莉亜はソファーに腰掛ける。
『拓斗、ありがとうな。』
亜莉亜はふっと微笑む。
拓「どういたしまして。」
亜莉亜の気持ちを、拓斗は素直に受け止めた。
先ほどとは打って変わって、穏やかな空気が隊首室内に漂う。
隊「私、決めました!」
『ん?』
首をかしげる亜莉亜に、京楽が笑みを浮かべる。
隊「…私、神影隊長を信じます!」
『そう──』
隊「だって、こんなに素敵な人が、あんな”噂”みたいなことをするわけがないじゃないですか。」
そう言って、にっこりと笑う。
京「いつの間にか味方を増やしちゃう、これぞまさに亜莉亜ちゃん効果だねぇ。」
京楽が軽快に笑う。
『褒めても何も出ないからな。』
亜莉亜の顔にも、自然と笑顔が浮かぶ。
本当はいつまでもこの優しい空気の余韻に浸っていたかった亜莉亜だが、流石にそういうわけにもいかない。
亜莉亜はひと段落してから、本題を切り出した。
『それで、話とは?』