第十二話 ー宴ー
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亜莉亜の傷に気づいた四番隊の隊員が声を上げる。
『大したことはない…。このくらい』
卯「神影隊長?怪我をなさっているのですか?見せてください」
『…え、いや』
半ば強引に亜莉亜に後ろを向かせ、背中の傷を診る卯ノ花。
卯「なっ…」
卯ノ花の目に映るのは、斜めに引き裂かれた〈零〉の文字と、そこから滴る鮮血であった。
卯「神影隊長、いえ、亜莉亜。貴女も四番隊に入院してもらいます。」
『う、卯ノ花……私は大丈』
卯「ではありませんよね?こんなに出血も激しいですし、傷も深いことが予想されます。我妻さんからも何か言ってあげて下さい」
拓「亜莉亜、その傷は──」
拓斗があきれたように溜め息をつく。
拓「一般的に見て、十分重症だよ?」
『そうか?』
困ったように眉をひそめる亜莉亜。
卯「痛みは無いのですか?」
『痛いと思うが、まだ許容範囲だな。』
卯「貴女の感覚が危ぶまれますね。もう話は良いですから、うちの隊員と一緒に四番隊に向かってください」
『だが──』
拓「こっちは心配要らないよ?俺がいるんだから。ちゃんと手当てしておいで」
隊「神影隊長」
『……分かった。後は頼む』
隊「では、こちらへ」
四番隊の隊員に導かれ、亜莉亜は隊舎をあとにする。
?「神影亜莉亜、楽しい宴の始まりはこれからよ?ふふっ…」
陰から覗いていた者がいるとも知らずに。
『大したことはない…。このくらい』
卯「神影隊長?怪我をなさっているのですか?見せてください」
『…え、いや』
半ば強引に亜莉亜に後ろを向かせ、背中の傷を診る卯ノ花。
卯「なっ…」
卯ノ花の目に映るのは、斜めに引き裂かれた〈零〉の文字と、そこから滴る鮮血であった。
卯「神影隊長、いえ、亜莉亜。貴女も四番隊に入院してもらいます。」
『う、卯ノ花……私は大丈』
卯「ではありませんよね?こんなに出血も激しいですし、傷も深いことが予想されます。我妻さんからも何か言ってあげて下さい」
拓「亜莉亜、その傷は──」
拓斗があきれたように溜め息をつく。
拓「一般的に見て、十分重症だよ?」
『そうか?』
困ったように眉をひそめる亜莉亜。
卯「痛みは無いのですか?」
『痛いと思うが、まだ許容範囲だな。』
卯「貴女の感覚が危ぶまれますね。もう話は良いですから、うちの隊員と一緒に四番隊に向かってください」
『だが──』
拓「こっちは心配要らないよ?俺がいるんだから。ちゃんと手当てしておいで」
隊「神影隊長」
『……分かった。後は頼む』
隊「では、こちらへ」
四番隊の隊員に導かれ、亜莉亜は隊舎をあとにする。
?「神影亜莉亜、楽しい宴の始まりはこれからよ?ふふっ…」
陰から覗いていた者がいるとも知らずに。