啓「ひっ…」
一「啓吾！水色！早く安全なとこに隠れてくれ！！」
『姿を見せろ！』
亜莉亜は見えない敵に向かって言葉を放つ。
「……」
『まぁいい。だいたいの場所はつかめている。闇鬼！』
亜莉亜は敵の斬魄刀に闇をはわせ、敵にダメージを与えようとするが…
「…残念でしたわね。そこに私はおりませんわ。」
柔らかで落ち着いた感じの女性の声が響く。
『やっと声を発したな──そこか』
亜莉亜は全く別の場所に斬撃を送る。
「きゃっ…！」
『当たりか。一護、今のうちにそいつらを何処かに連れていけ！』
「…うっ…何で分かりましたの？」
『貴様らは零番隊隊長をなめているのか？霊圧を少しも感じないのに、そこに実体があるわけがない。』
「少し貴方を甘く見ていたようですね。そんな貴方に敬意を表して、姿をお見せしましょう…」
亜莉亜が攻撃した場所が歪み、一人の少女が姿を現した。
『何！？』
少女の姿は…華恋にそっくりだった。
「お気づきでしょうか？私の名前は龍ヶ崎江恋（リュウガサキ エレン）。鈴宮華恋の双子の姉でございます。」