『…拓斗、行くぞ。』
杏「気を付けてくださいね！」
杏樹と龍に見送られ、拓斗と二人で瞬歩を使いながら真央霊術院までの道のりを急ぐ。
『…そういえば、ここ数日姿を見なかったが、護廷の内部調査でもしてたのか？』
周りに人がいなくなったのを確認して、亜莉亜が拓斗に話しかける。
拓「さすが亜莉亜だね。大当たりだよ」
『何か見つかったか？』
拓「聞いてあんまり嬉しいことじゃないけどね。」
『言ってくれ。』
拓「敵は既に瀞霊廷内にいるみたいだよ、死神として。」
『──そうか、やはり。』
拓「残念だけど、これ以上は何も…」
『…分かった。ま、可笑しいことじゃないな。少なくとも、敵は複数だからな。』
拓「確かに、最初に殺された死神には掻き切られたようなあとが多かったけど、宣戦布告をしに来た女の斬魄刀は明らかに炎熱系だったよね。」
『一体何を仕掛けてくるつもりなんだ…。と、その前に、大事な仕事だな』
霊術院を前に、軽く服装を整える。、
拓「まだ院生だからといっても、気を抜かないようにね。」
『…それはこっちの台詞だ』