冬「おい、神影」

最初の死神殺しで犠牲者が出てから、一週間以上がたったある日、私は日番谷に呼び止められた。
『…何だ？』
冬「…ちょっと着いてきてくれ。」
日番谷が向かった先は、十番隊の隊舎だった。
乱「あらぁ？誰かと思えば、亜莉亜隊長じゃないですか〜！一緒にお茶でもいかがですか？？美味しいお菓子が手に入ったんですよ！ちょっと休憩しましょうよ！」
冬「…松本、仕事中だ。」
『すまないな。また今度、頼もう。』
冬「こっちだ。」
さらに奥に進み、亜莉亜は十番隊の隊首室に通された。
『…あれのことか？』
冬「…そうだ。何か手がかりは見つかったか？」
例の死神殺しの事件については今も隊員たちに調べてもらってはいるが……
亜莉亜は無言で首を振る。
冬「そうか、こっちもだ。」
『さすがに怪しいな…そろそろ動きがあってもいいはずだ』
冬「…一体何を企んでやがる…」
『さあな…何かを待っている…としか考えられないが。』
冬「…新しい隊員も入ってくる時期だってのにな。」
『…そういえばもうその時期だったか。』
乱「お茶を持ってきました、どうぞ～」
乱菊がお茶を運んだついでに、会話に入ってくる。