拓「零式鬼道 破道の三十三 無限蒼火墜」
突然響いた声とともに、亜莉亜の回りを青白い壁が囲み、無数の刃を一つ残さず消し去っていく。
？「なっ…」
拓「亜莉亜…。ショックなのは分かるけどさ…、天下の零番隊隊長が敵に隙をみせてどうするの」
拓斗の口調が厳しくなる。
『…すまない。』
拓「ま、それをフォローするのも副隊長である俺の仕事なんだけどね！」
拓斗はそう言うと、にっこりと笑った。
？「邪魔が入ったわ…せっかく零番隊隊長が一人のときに殺っとこうと思ったのに…。」
悔しそうに声は言う。
拓「そんなことはさせないけど。」
護るように亜莉亜の前に立った拓斗は、自信満々に言い切った。
？「…覚えておきなさい。零番隊…、あたしたちの目的はただ一つ。それは瀞霊廷の壊滅よ。その為には、あんたたちが邪魔なの。だから、真っ先に潰してあげる…！フフッ…また会いましょう。」
敵の言葉に、亜莉亜は険しい表情を浮かべるばかりだった。

そして、その後すぐに再び緊急隊首会が開かれ、瀞霊廷全体で厳戒体勢がひかれることになった。