第二十四話 ー終焉ー
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更木が退場したあと、隊首室には和やかな空気が漂っていた。
『もう、やめにしようと思うんだ。』
拓斗は無言で微笑んでいる。
『私より辛い思いしてきた奴らが、乗り越えようとしてる。』
亜莉亜は真っ直ぐに拓斗を見つめた。
『そいつらの隊長である私が、いつまでも過去を引きずることはできないからな。』
深く、そしてゆっくりと、拓斗が頷く。
『…そういえば、さっきの。あれは見ものだったぞ。』
拓「酷いなぁ、俺は必死だったのに。」
『助け舟を出してくれたのはありがたかったが…心の内が見え見えだったな。』
亜莉亜がさも可笑しそうに言う。
拓「俺も正直焦ったよ。ま、更木相手だったから何でもいいでしょ。」
『…まだあの日から一週間。流石に、傷は治っても、霊圧までは戻らないな。』
拓「亜莉亜は無茶しすぎなんだよ。…殺気石で霊圧ギリギリまで下がってるのに、無理やり戦うなんてさ。」
『仕方なかっただろう?皆を護るためだから』
拓「隊員一人ひとりを大事に大事にしてる、」
『?』
拓「それがまた、亜莉亜の人気の理由なんだよね」
『……それはお前もだろう?』
拓「え!?」
拓斗の表情が固まる。
『私がいない間、徹夜で書類やってたんだって聞いたぞ?隊員の負担を少しでも減らすために。』
拓「知ってたの?──参ったなぁ。こっそりやってたつもりなのに。だって、亜莉亜もやってたでしょ?隊員が襲撃されて少なくなったから、一人ひとりの量が増えるのは当然。だからその分をカバーするために、って。」
『あぁ、それはな。──だが、お前がやるとは思ってなかった。大の書類嫌いなお前が。』
拓「失礼な!」
二人で笑いあう。
『──迷惑、かけたな』
拓「いいのいいの。いつもサボってんだから、このくらい当然だって。」
『それもそうか』
拓「酷っ」
『冗談だ』
拓「余計に酷い!!」
「あのう…お二人でイチャイチャしてる最中に、誠に申し訳ないのですがぁ」
『もう、やめにしようと思うんだ。』
拓斗は無言で微笑んでいる。
『私より辛い思いしてきた奴らが、乗り越えようとしてる。』
亜莉亜は真っ直ぐに拓斗を見つめた。
『そいつらの隊長である私が、いつまでも過去を引きずることはできないからな。』
深く、そしてゆっくりと、拓斗が頷く。
『…そういえば、さっきの。あれは見ものだったぞ。』
拓「酷いなぁ、俺は必死だったのに。」
『助け舟を出してくれたのはありがたかったが…心の内が見え見えだったな。』
亜莉亜がさも可笑しそうに言う。
拓「俺も正直焦ったよ。ま、更木相手だったから何でもいいでしょ。」
『…まだあの日から一週間。流石に、傷は治っても、霊圧までは戻らないな。』
拓「亜莉亜は無茶しすぎなんだよ。…殺気石で霊圧ギリギリまで下がってるのに、無理やり戦うなんてさ。」
『仕方なかっただろう?皆を護るためだから』
拓「隊員一人ひとりを大事に大事にしてる、」
『?』
拓「それがまた、亜莉亜の人気の理由なんだよね」
『……それはお前もだろう?』
拓「え!?」
拓斗の表情が固まる。
『私がいない間、徹夜で書類やってたんだって聞いたぞ?隊員の負担を少しでも減らすために。』
拓「知ってたの?──参ったなぁ。こっそりやってたつもりなのに。だって、亜莉亜もやってたでしょ?隊員が襲撃されて少なくなったから、一人ひとりの量が増えるのは当然。だからその分をカバーするために、って。」
『あぁ、それはな。──だが、お前がやるとは思ってなかった。大の書類嫌いなお前が。』
拓「失礼な!」
二人で笑いあう。
『──迷惑、かけたな』
拓「いいのいいの。いつもサボってんだから、このくらい当然だって。」
『それもそうか』
拓「酷っ」
『冗談だ』
拓「余計に酷い!!」
「あのう…お二人でイチャイチャしてる最中に、誠に申し訳ないのですがぁ」