第二十三話 ー真実ー
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葉「はい、どうぞ。」
『ありがとう』
葉月の入れたお茶を、その小さな両手に抱えて、おいしそうに飲む亜莉亜。
葉「大丈夫?」
『うん。葉月さん、ごめんなさい』
葉「いいのよ。いつでも寄ってちょうだい。…そのほうが、私も嬉しいし」
にっこりと微笑む葉月を見て、表情を和らげる。
葉「また、あの人たち?」
『しょうがないよ。あたし化物…』
葉「こら。それは言わないって約束でしょ?」
はっとして手で口を塞ぐ亜莉亜。
葉月は、可愛らしい亜莉亜のその仕草に、口をほころばせる。
葉「あのころは、まだ亜莉亜ちゃんは私の腰くらいしかなくてね。可愛くて可愛くてしょうがなかったわ。」
『村の奴らに襲われると、いつも葉月さんとこに転がり込んで。』
葉「でも、突然貴女は姿を消した。王族に連れて行かれたって話を聞いたときは、本当にショックだった…」
『……』
葉「王族は嫌いよ。私の愛するものを奪っていくから。」
『葉月さ…』
葉「私たちを殺しに来たの?」
葉月の目が鋭くなり、亜莉亜が息を呑む。
『ありがとう』
葉月の入れたお茶を、その小さな両手に抱えて、おいしそうに飲む亜莉亜。
葉「大丈夫?」
『うん。葉月さん、ごめんなさい』
葉「いいのよ。いつでも寄ってちょうだい。…そのほうが、私も嬉しいし」
にっこりと微笑む葉月を見て、表情を和らげる。
葉「また、あの人たち?」
『しょうがないよ。あたし化物…』
葉「こら。それは言わないって約束でしょ?」
はっとして手で口を塞ぐ亜莉亜。
葉月は、可愛らしい亜莉亜のその仕草に、口をほころばせる。
葉「あのころは、まだ亜莉亜ちゃんは私の腰くらいしかなくてね。可愛くて可愛くてしょうがなかったわ。」
『村の奴らに襲われると、いつも葉月さんとこに転がり込んで。』
葉「でも、突然貴女は姿を消した。王族に連れて行かれたって話を聞いたときは、本当にショックだった…」
『……』
葉「王族は嫌いよ。私の愛するものを奪っていくから。」
『葉月さ…』
葉「私たちを殺しに来たの?」
葉月の目が鋭くなり、亜莉亜が息を呑む。