第二十一話 ー命令ー
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
怜「そこまで死を望むなら。惑わせ、幻霧(ゲンム)」
拓「やっちゃったねえ…」
深い霧の中から拓斗の声が聞こえる。
怜「こう望んだのは貴様だ。それに、余裕なんてないだろう?」
拓「幻霧──完全催眠系の斬魄刀の中で最強クラス。その霧に包まれて生還したものは未だに存在しない。そのくらい知ってるからね。でも」
怜「……」
拓「亜莉亜が戦う限り、俺も戦い続ける。こんなところで死ぬわけにはいかないんだ。」
怜「だからどうした。」
拓「うん、本気でいかせてもらうことにするよ。──放て、雷神!」
ドカンッ
大きな爆発音が響き、一瞬だけ金属のぶつかる音がやむ。
怜「!」
徐々に霧が晴れ、斬魄刀を構えた拓斗が顔を見せる。
拓「いくら深い霧で埋め尽くしても、俺が刀を振り続ける限り、視界は開ける」
怜「だが、その霧はただの霧じゃない。俺の能力を忘れたのか」
拓「馬鹿にしないでくれるかな。既に対策済みだよ」
拓斗が刀を握っていた反対の手を見せると…
ポタッ
怜「!…そこまで…」
拓斗の左手は、その手に握られた小刀によって傷つけられ、鮮血を流している。
拓「ここまでやれば、その能力に惑わされることもないでしょ?…さ、正々堂々と戦おうか。なあ?」
拓「やっちゃったねえ…」
深い霧の中から拓斗の声が聞こえる。
怜「こう望んだのは貴様だ。それに、余裕なんてないだろう?」
拓「幻霧──完全催眠系の斬魄刀の中で最強クラス。その霧に包まれて生還したものは未だに存在しない。そのくらい知ってるからね。でも」
怜「……」
拓「亜莉亜が戦う限り、俺も戦い続ける。こんなところで死ぬわけにはいかないんだ。」
怜「だからどうした。」
拓「うん、本気でいかせてもらうことにするよ。──放て、雷神!」
ドカンッ
大きな爆発音が響き、一瞬だけ金属のぶつかる音がやむ。
怜「!」
徐々に霧が晴れ、斬魄刀を構えた拓斗が顔を見せる。
拓「いくら深い霧で埋め尽くしても、俺が刀を振り続ける限り、視界は開ける」
怜「だが、その霧はただの霧じゃない。俺の能力を忘れたのか」
拓「馬鹿にしないでくれるかな。既に対策済みだよ」
拓斗が刀を握っていた反対の手を見せると…
ポタッ
怜「!…そこまで…」
拓斗の左手は、その手に握られた小刀によって傷つけられ、鮮血を流している。
拓「ここまでやれば、その能力に惑わされることもないでしょ?…さ、正々堂々と戦おうか。なあ?」