第二十一話 ー命令ー
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霊王が怒鳴り散らす。
『……』
「すぐにだ!急げ!」
『……』
「この私の命令に従えないというのか!」
反応を見せない亜莉亜と拓斗の二人に、霊王が苛立ちをみせる。
『そこまでやる必要がどこに』
「!…私の命令だぞ?口答えするのか!」
拓「一族の元を離れた今こそが事態の転機。桜ノ宮魅月をこっちの戦力に引き入れることだって不可能じゃない。桜ノ宮魅月を処分じゃなくって保護、とすれば、両親の怒りだって収まるはず」
「貴様ら下の者に意見など聞いてはいない!貴様らのするべきことは、ただひとつ!私達に忠実に仕えることだ!!早く行け!」
たたみかけるように霊王が罵言をぶつける。
『……行くぞ』
拓「……」
シュッ
逃げるように瞬歩で亜莉亜たちは立ち去った。
怜「あのときの恨み!今まで一時も忘れたことはない!」
拓「そっか」
何の感情も読み取れないような表情で拓斗は答えた。
辺りには刃のぶつかり合う音が響いている。
怜「忘れたとでも言いたいのか?」
拓「さぁ。──俺を殺したいんでしょ?さっさとかかっておいでよ。」
『……』
「すぐにだ!急げ!」
『……』
「この私の命令に従えないというのか!」
反応を見せない亜莉亜と拓斗の二人に、霊王が苛立ちをみせる。
『そこまでやる必要がどこに』
「!…私の命令だぞ?口答えするのか!」
拓「一族の元を離れた今こそが事態の転機。桜ノ宮魅月をこっちの戦力に引き入れることだって不可能じゃない。桜ノ宮魅月を処分じゃなくって保護、とすれば、両親の怒りだって収まるはず」
「貴様ら下の者に意見など聞いてはいない!貴様らのするべきことは、ただひとつ!私達に忠実に仕えることだ!!早く行け!」
たたみかけるように霊王が罵言をぶつける。
『……行くぞ』
拓「……」
シュッ
逃げるように瞬歩で亜莉亜たちは立ち去った。
怜「あのときの恨み!今まで一時も忘れたことはない!」
拓「そっか」
何の感情も読み取れないような表情で拓斗は答えた。
辺りには刃のぶつかり合う音が響いている。
怜「忘れたとでも言いたいのか?」
拓「さぁ。──俺を殺したいんでしょ?さっさとかかっておいでよ。」