第二十一話 ー命令ー
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拓「……亜莉亜」
『いいんだ。あの親たちにとってはいくら周りから嫌われようが、子を離したくないんだろう?もう少し時間を与えよう…』
拓「同感。いくらなんでも、今日中に処分する必要はないだろうし」
『少し甘かっただろうか』
拓「いくら任務だからって言っても、俺たちだって人間でしょ?……ま、そんなこんなで少しくらいの良心があるのは当たり前。気にすることないと思うよ」
『全く、この役目も馬鹿らしくなるな。王族の意のままに働かされて』
亜莉亜の足がとまる。
拓「じゃあ、いっそ反乱でも起こす?」
『馬鹿か。家柄上、そうなって困るのはお前だろう?』
拓「……そうだけどさぁ…」
『──以上から、本日は様子を見るだけでとどめておきました』
「そうか。分かった。だが、次は必ず仕留めてこい」
『……はい』
シュッ
「霊王様!桜ノ宮家に動きがありました!!桜ノ宮魅月とその兄、桜ノ宮怜が逃亡。その両親が中心になって他の貴族と共に、王族に反旗を翻そうとしているようです」
「王属特務の二人に緊急命令を言い渡す。すぐさま桜ノ宮家に向かい、両親を拘束し四十六室の指示に従い両親を処刑、その上で桜ノ宮魅月を探しだし、その場で処分、死骸をここに持ち帰れ!」
『いいんだ。あの親たちにとってはいくら周りから嫌われようが、子を離したくないんだろう?もう少し時間を与えよう…』
拓「同感。いくらなんでも、今日中に処分する必要はないだろうし」
『少し甘かっただろうか』
拓「いくら任務だからって言っても、俺たちだって人間でしょ?……ま、そんなこんなで少しくらいの良心があるのは当たり前。気にすることないと思うよ」
『全く、この役目も馬鹿らしくなるな。王族の意のままに働かされて』
亜莉亜の足がとまる。
拓「じゃあ、いっそ反乱でも起こす?」
『馬鹿か。家柄上、そうなって困るのはお前だろう?』
拓「……そうだけどさぁ…」
『──以上から、本日は様子を見るだけでとどめておきました』
「そうか。分かった。だが、次は必ず仕留めてこい」
『……はい』
シュッ
「霊王様!桜ノ宮家に動きがありました!!桜ノ宮魅月とその兄、桜ノ宮怜が逃亡。その両親が中心になって他の貴族と共に、王族に反旗を翻そうとしているようです」
「王属特務の二人に緊急命令を言い渡す。すぐさま桜ノ宮家に向かい、両親を拘束し四十六室の指示に従い両親を処刑、その上で桜ノ宮魅月を探しだし、その場で処分、死骸をここに持ち帰れ!」