第十九話 ー裏切りー
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
カサカサっ
『夜明けだったか』
冬「そうみたいだな」
二人が牢を出てみると、辺りを、薄く温かい陽射しが包み込もうとしていた。
冬「で、詳しく教えてもらえるか?」
人目につかないよう、木が生い茂る森の中を進む。
『何から話す?』
冬「……まずはその指輪からだ。」
『これか。これは、昔、技術開発局につくってもらった霊圧制御装置なんだが、私が勝手に改良して、斬魄刀の能力を溜めておけるようにしたものだ。』
しばし二人の間に沈黙が流れる。
冬「さっぱり意味が分からない。」
『一言でいえば、斬魄刀の片割れだな。』
冬「とんでもねぇ物を…」
『緊急時用に持っていたが、このように役立つとはな。使用に限度はあるが、無いよりはずっとマシだ。』
冬「──じゃあ次だ。何故今になって、あそこを出ようと思ったんだ?」
いきなり…と冬獅郎が呟く。
『少し前に京楽たちが来ただろう?そのときに』
亜莉亜が折り畳まれた紙を冬獅郎な見せた。
冬「!……これは」
『そうだ。華紅彌魅月の過去。──少し、心当たりがあるんだ』
冬「心当たり?」
そうだ、と頷く亜莉亜。
『夜明けだったか』
冬「そうみたいだな」
二人が牢を出てみると、辺りを、薄く温かい陽射しが包み込もうとしていた。
冬「で、詳しく教えてもらえるか?」
人目につかないよう、木が生い茂る森の中を進む。
『何から話す?』
冬「……まずはその指輪からだ。」
『これか。これは、昔、技術開発局につくってもらった霊圧制御装置なんだが、私が勝手に改良して、斬魄刀の能力を溜めておけるようにしたものだ。』
しばし二人の間に沈黙が流れる。
冬「さっぱり意味が分からない。」
『一言でいえば、斬魄刀の片割れだな。』
冬「とんでもねぇ物を…」
『緊急時用に持っていたが、このように役立つとはな。使用に限度はあるが、無いよりはずっとマシだ。』
冬「──じゃあ次だ。何故今になって、あそこを出ようと思ったんだ?」
いきなり…と冬獅郎が呟く。
『少し前に京楽たちが来ただろう?そのときに』
亜莉亜が折り畳まれた紙を冬獅郎な見せた。
冬「!……これは」
『そうだ。華紅彌魅月の過去。──少し、心当たりがあるんだ』
冬「心当たり?」
そうだ、と頷く亜莉亜。