「王族の使いだ。桜ノ宮■■はいるか？」
「そ、そんな人はいませ…」
「嘘はつかないほうがいいよ。大人しく差し出してくれるかな。」
「絶対に差し出すものか！■■は私たちの大事な子供！」
「おとうさま、おかあさま？どうかし…！」
「捕まえたぞ！早く王族に差し出せ！」
「■■っ！！■■を放して！」
「おかあさまっ！やだ！はなして！たすけて！おかあさまっ！おとうさまっ！」
「こら！暴れるな！」
「■■を放せ！」
「そいつらを抑えろ！」
「大人しく見ておれっ！」
「さあ、早く■■を連れていってください！」
「■■！■■っ…お願いです！■■をつれていかないで！お願いですからっ！」
「余計なことを言うな！」
「おとうさま！おかあさま！いやぁぁあ！」
「早くっ！」
「………どうする？」
「やめだ。帰るぞ。」
「確かにね。」
「ど、どういうことですか！？なぜ…」
「特に理由はない。また来る。」
シュッ
「ちゃんと意見まとめといてね」
シュッ……
「……■■っ！■■を放して！」
「チッ！貴様らのせいだ！」
「おかあさ…」