白「浮竹、話がある」
そう言われて、俺は隊務を終え、朽木邸に足を運ぼうとしていた。
途中、京楽に会ったので京楽も一緒に。
京「んで、話って何なんだろうねぇ～」
浮「よくは分からないが、多分亜莉亜のことだろう。」
京「何か情報を掴んでたらいいんだけどねぇ。当然、亜莉亜ちゃんがあんなことするわけがないし…」
浮「同感だ。必ず何か裏がある。」
京「いつ見ても豪邸だなぁ」
白「よく来た。」
浮「おぉ、白哉。」
京「亜莉亜ちゃんについてのお話でしょ、僕も混ぜてもらっていいかい？」
白「構わぬ。奥の部屋で話そう。」
白哉の案内で、二人は朽木邸の一番奥にある部屋に進む。
人払いをして、誰にも聞かれないようにする。
浮「で、話とは何だ？何か情報が掴めたのか？」
白「まあ、そのようなものだ。華紅彌の名字が気になった故、少し調べた。」
京「興味深い話になりそうだね」
一息置いてから、ゆっくりと白哉が話し始める。
白「…華紅彌家が上流貴族だということは既に知っているだろうが──華紅彌魅月は養子として華紅彌の家に引き取られている。」
浮「……」