第十六話 ー決意と思惑ー
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『……』
ほとんどと言っていいくらいに音がしない静かな部屋。
亜莉亜は、隠密機動の調査が済むまで、殺気石で囲まれた部屋で監禁されることになっていた。
手首にも殺気石でできた手錠をつけているため、ほとんどの霊圧が封印されてしまっている。
隠密機動の調査がどうなるか──華紅彌が既に何か仕掛けてあるなら、私の処刑は確実だろう、そう考えていた。
部屋の隅で、壁にもたれかかる。
『…あいつらが、馬鹿なことをしなければいいが』
華「そんな、隊長は…」
拓「でも、それが事実なんだ。」
龍「っ…」
そ「隊長、どうなっちゃうのかな」
華「助けに行きましょうよ!隊長は何も悪いことしてないじゃないですか」
龍「馬鹿。王族に逆らえねえだろ……」
拓「俺達は王属特務。四十六室や総隊長に口出ししたり、逆らったりは許されるけど──いくら実力が勝ってたって、王族に逆らうことはできないんだ。」
怜「もし逆らえば、隊は取り潰し、隊員全員が処刑されるだろう。」
拓「怜、帰ってたんだ。裏切り者の始末はできた?」
怜「あぁ。もう一人は良かったのか?」
拓「亜莉亜の願いだから。事を起こすまでは普通に接するって、さ」
ほとんどと言っていいくらいに音がしない静かな部屋。
亜莉亜は、隠密機動の調査が済むまで、殺気石で囲まれた部屋で監禁されることになっていた。
手首にも殺気石でできた手錠をつけているため、ほとんどの霊圧が封印されてしまっている。
隠密機動の調査がどうなるか──華紅彌が既に何か仕掛けてあるなら、私の処刑は確実だろう、そう考えていた。
部屋の隅で、壁にもたれかかる。
『…あいつらが、馬鹿なことをしなければいいが』
華「そんな、隊長は…」
拓「でも、それが事実なんだ。」
龍「っ…」
そ「隊長、どうなっちゃうのかな」
華「助けに行きましょうよ!隊長は何も悪いことしてないじゃないですか」
龍「馬鹿。王族に逆らえねえだろ……」
拓「俺達は王属特務。四十六室や総隊長に口出ししたり、逆らったりは許されるけど──いくら実力が勝ってたって、王族に逆らうことはできないんだ。」
怜「もし逆らえば、隊は取り潰し、隊員全員が処刑されるだろう。」
拓「怜、帰ってたんだ。裏切り者の始末はできた?」
怜「あぁ。もう一人は良かったのか?」
拓「亜莉亜の願いだから。事を起こすまでは普通に接するって、さ」