第十四話 ー犯人ー
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拓斗から一通りの事実を聞き、亜莉亜は表情を更に険しくする。
『そうか。ありがとう』
拓「まだ分からない部分もあるし、不安なところもある。──どこまでを公表する?」
『うまく隠しながら、知っていてもらいたい事だけを言うしかないだろうな。隊長格にもだ。特に五番隊には一切情報は漏らさないように』
一旦口を閉じ、一息をつく。
『ややこしくなったな。──みんな、少し良いか?話さなきゃならないことがある。』
亜莉亜の一声に、しんと静まりかえる。
『先日の襲撃者は、恐らく一連の事件の犯人、又はそのグループに属しているとみえる。そして、その襲撃者を特定することができた。──本当は、この場でも言うべきではないと思うが、少しでもお前たちを危険から守るためだと思って、この場で公開したいと思う。犯人は──現五番隊隊長、華紅彌魅月だ。』
隊「そんな、華紅彌隊長が…!?」
隊「うそだろ…」
『襲撃後の隊首会から怪しく思ってはいたが、確信が持てるまで公表はしないと思っていた』
隊「もしかして…その事があったから、私たちを華紅彌隊長から引き離そうとしたんですか?」
隊員からの声に、亜莉亜はゆっくりと頷く。
拓「まあ、そういうことだから、華紅彌魅月には十分に注意してね?」
『なるべくアイツには近付くな、それだけだ。作業に戻ってくれ。』
隊員たちはその事実にうろたえながらも、亜莉亜の指示に従い、自分の席に帰っていく。
拓「本当に言わなくてよかったの?裏切り者がいること」
『もし言ってしまったとしたら、お互いに怪しみあって、疑心暗鬼になってしまうだろう?それに、まだ信じたいんだ』
拓「分かった。でも、これ以上裏切り者二名が何か動くようなら、俺が容赦なく公開するから。」
『その時が来ないことを祈るよ』
予想される未来に心を痛める亜莉亜だった。
『そうか。ありがとう』
拓「まだ分からない部分もあるし、不安なところもある。──どこまでを公表する?」
『うまく隠しながら、知っていてもらいたい事だけを言うしかないだろうな。隊長格にもだ。特に五番隊には一切情報は漏らさないように』
一旦口を閉じ、一息をつく。
『ややこしくなったな。──みんな、少し良いか?話さなきゃならないことがある。』
亜莉亜の一声に、しんと静まりかえる。
『先日の襲撃者は、恐らく一連の事件の犯人、又はそのグループに属しているとみえる。そして、その襲撃者を特定することができた。──本当は、この場でも言うべきではないと思うが、少しでもお前たちを危険から守るためだと思って、この場で公開したいと思う。犯人は──現五番隊隊長、華紅彌魅月だ。』
隊「そんな、華紅彌隊長が…!?」
隊「うそだろ…」
『襲撃後の隊首会から怪しく思ってはいたが、確信が持てるまで公表はしないと思っていた』
隊「もしかして…その事があったから、私たちを華紅彌隊長から引き離そうとしたんですか?」
隊員からの声に、亜莉亜はゆっくりと頷く。
拓「まあ、そういうことだから、華紅彌魅月には十分に注意してね?」
『なるべくアイツには近付くな、それだけだ。作業に戻ってくれ。』
隊員たちはその事実にうろたえながらも、亜莉亜の指示に従い、自分の席に帰っていく。
拓「本当に言わなくてよかったの?裏切り者がいること」
『もし言ってしまったとしたら、お互いに怪しみあって、疑心暗鬼になってしまうだろう?それに、まだ信じたいんだ』
拓「分かった。でも、これ以上裏切り者二名が何か動くようなら、俺が容赦なく公開するから。」
『その時が来ないことを祈るよ』
予想される未来に心を痛める亜莉亜だった。