明けましておめでとうございます
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「二十八どす」
「ちょっと、おトミはん!」
(ええーーーっ!)
(アラサーーー?!)
ずっとアラフォーだと思っていた。
驚いていると、トミさんは更にあたしを驚かせた。
「
積み上げられたお膳から、二段を持ち上げて運ぼうとすると、背後で盛大にため息が漏れた。
きっと、【たった二つしか持てへんのかいな】と呆れているんだと思う。
「はいはい、あても手伝いますさかい!」
普段は長く引きずっている裾を、【しごき】という長い布を腰に巻き付けて裾を踵まで短くたくし上げたおマサさんがやって来た。
頭には手拭いを掛け、たすきを掛けながら、パタパタと小走りにやって来る。
「あんた、裾踏まんようにしよしや」
今朝ヨシさんに晴れ着を着せてもらったあたしは、「はーい」と後ろ向きのまま返事した。
いつだったか、お梅さんが見せた舞うようなターンが出来るようになるには、まだまだ年月がかかりそう。
「永倉はんとか、原田はんとか、力のある人に
「はーい!」
裾を踏まないようにそろりそろりと歩いて、やっと左之さんの部屋にたどり着いた。
ひとまずお膳を下に置いて、障子を開ける。
「あけましておめでとうございまーす!」
「いよーぅ………!!!?」
【いよう!】と言うつもりが途中で口をあんぐりと開けてしまったために間抜けな感じになってしまった新八さんが、ガバッと立ち上がった。
「のぞみちゃん!!?」