始まった日々
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「のぞみちゃん、大丈夫か!?」
大音量の新八さんの声とともに、床を踏み抜きやしないかと思うほどの足音が近づいてくる。
「大丈夫か!?」
「あ、おかえりなさい。新八さん」
すでにお酒が入っているのか、赤黒い顔が仁王像みたいな新八さんに、あたしは噴き出しそうになった。
「のぞみ、酷ぇ鼻緒ずれだって聞いたけど、大丈夫か?」
そのあとに左之さんが続いてやってきた。
「左之さんもおかえり」
「鼻緒ずれなら大したことないよ」
総司くんが馬鹿馬鹿しそうに言った。
「ちょいと見せてみな」
新八さんが膝をついて、あたしの足元を覗き込んだ。
「あーあ、可哀想に。
ここまで歩いて帰ってくるのは辛かっただろう」
「ううん、総司くんがおんぶしてくれはってん。
そやから、大丈夫やった」
「そうそう、もう重たいのなんのって──」
あたしは振り返って、総司くんの肩をグーでパンチした。
「そんな重たないって。
鍛え方、足りひんのんちがう?」
総司くんはせせら笑っている。
「よし、じゃあ今度からは俺が担いでやるから。
遠慮なく言ってくれよ」
新八さんが身を乗り出す。
左之さんは、呆れた調子で言った。