始まった日々
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ふわりと身体が浮いたと思ったら、そのまま、桶の中に立たされた。
「平助、指の間に砂がまだたくさんついてる。そいつを綺麗に落とすんだ。
指を思い切り開いてな」
「鬼!」
あたしが罵ると、土方さんは可笑しそうに笑った。
平助くんは、気の毒そうな笑みをあたしに向けると、しゃがみ込んであたしの足をつかんだ。
「いだーーーーーっっ!!」
総司くんは、可笑しそうに笑いながら眺めている。
一くんも、気の毒そうな表情で、自身の足を洗っていた。
「総司、笑ってないで、足を拭いてやれ」
「やれやれ、」
笑い含みに言って、総司くんが手拭いをぶらぶら揺らしながら近付いてくる。
「そうろと拭いてよ?」
総司くんは、にやにや笑う。
「もちろん」
総司くんは、あたしの足をそっと持ち上げると、指の間に手拭いをねじこんだ。
「いだーーーーーっっ!!」
「暴れるな」
膝の裏をすくい上げて、土方さんはあたしを横抱きにした。
(ちょーーー!)
(これはこれでーー!!!)
恥ずかしい!!
「この方がやりやすいだろう」
「ちょ、いた。いだだだだっ!!」
「はい、終わったよ。
どさくさに紛れて土方さんに抱き着くとか、案外君も抜け目ないよね」
「──は、はあっ?」
総司くんはにこにこ顔で言うと、くるりと背を向けた。