始まった日々
夢小説設定
名前変更名前の変更ができます。
※苗字は固定となっています。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「出来ひんのやったらいいです。あたしも、ザルで」
でも、彼女は興味津々で聞いてきた。
「それ、どんなんどすの?冷やしうどん、て」
そこであたしは、説明する。
「へえ、おもしろいもん知ったはるんどすなぁ」
彼女は目を輝かせた。
「今度のぞみはんが来はるときは、冷やしうどん、お出しできるようにしときます」
ぺこりと頭を下げると、彼女は奥へと戻って行った。
「冷やしうどん、とは初耳だな」
少しあたしに慣れてきたのか、一くんの口数が増えてきたようでうれしい。
「ほんま?夏に食べるとすっごい美味しいんよ」
「うどん、ってあんま食わねぇよな」
「蕎麦だよね、やっぱり江戸っ子は」
「みんな、江戸っ子なんや?」
「うん、俺たち三人と新八っつぁんはね」
「土方さんと近藤さんは多摩だし、」
【たま】とは、東京の多摩のことだろうか。
「左之さんは伊予だし」
(【いよ】って伊予柑の【伊予】?)
(でも、その伊予ってどこや?)
(ミカンやから、愛媛かやっぱり?)
「あ、そや!」
あたしは大阪弁のイケメン山崎を思い出していた。
「あの大阪弁の人は?あたしをだまし討ちで捕まえた」