始まった日々
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すっかり日が高くなり、お腹が鳴りだした。
「お腹空いたー」
誰に言うともなくつぶやくと、
「俺も腹減った。蕎麦でも食いにいこうぜ」
平助くんが賛成してくれた。
行きつけの蕎麦屋があるというので、そこへ向かった。
(あー、はよ座りたい)
実は店を出てほんの少し歩いただけで、足が痛くなってきたのだ──靴ずれ。
あ、いや、鼻緒ずれというのか。
サンダルに履き替えるべきだったのを、【せっかく買ってもらったんやし】と我慢してはき続けてきたのがいけなかった。
「ここでいい?」
平助くんが立ち止まったのは、蕎麦屋ではなくうどん屋の前だったが。
中に入ると、数組の客が入っていた。
空いているテーブルに着き、壁に貼られているメニューを眺める。
【きつね】
【たぬき】
【ざるそば】
あるのは、この三つだけらしい。
注文をとりに、若い女性店員がやってきた。
「なにしまひょ?」
愛想よく言うと、あたしを見て「おや」とうい顔をした。
「新顔はん?」